【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク株式相場は、ギリシャの経済混乱を背景に信用不安が高まる中、優良株で構成するダウ工業株30種平均は取引時間中としては過去最大となる998.5ドル安まで下落、約3カ月ぶりに一時1万ドルの大台を割り込んだ。終値は今年最大の下げ幅となる前日比347.80ドル安の1万0520.32ドル。これは3月4日以来、約2カ月ぶり安値。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同82.65ポイント安の2319.64で終了した。(了)
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比10億7356万株増の25億7345万株(暫定値)。
財政危機に陥っているギリシャではこの日、議会が財政赤字削減を目指す法案を可決。議会周辺では、これに抗議して1万人以上がデモを行い、同国の経済混乱がさらに拡大するとの懸念が強まった。
また、ポルトガルやスペインといった他の南欧諸国にも信用不安が広がり、ユーロは円やドルなど対主要通貨で急落。投資家はリスク回避の姿勢を強め、相場は売り一色となった。
午後には、売りが売りを呼ぶ形でわずか15分たらずの間にダウは一気に9862ドルまで下げた。ただその後は、売られ過ぎ感から買い戻しが入り、急速に下げ渋った。
市場参加者からは、「相場の一時的な急落で巨額損失を被った投資家もいるはず。無傷では済まない」(中堅証券)との声も聞かれ、投資家心理の冷え込みは必至とみられている。
株全部売りますwww
第二のリーマンの予感。