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No.444 新興市場:利食優勢も底堅い展開決算一巡後再評価
4/26-30の新興市場は、ヘラクレス指数を除き前週末比プラスで取引を終了している。日経平均の前週末比+1.30%に対して、日経JASDAQ平均が同+0.66%、J-Stock Indexが同+0.62%、東証マザーズ指数が同+1.53%、ヘラクレス指数が同▲0.13%。新興市場の各指数と日経平均の優劣はマチマチだが、日経平均が年初来高値から調整しているに対して、新興市場の各指数はほぼ年初来高値圏での推移。東証マザーズ指数は週末4/30に、一時年初来高値を更新している。
5/6-7の新興市場は、利食い売りが優勢になりつつも底堅いな推移が予想される。新興市場は一度トレンドが明確になり始めると、乱高下こそありつつも、上昇がなかなか止まらない傾向にある。また、JASDAQ市場の予想PERは20倍台前半となっており、東証1部の30倍と比較して高いという論調が生じる状況にもないだろう。引き続き全般的な利益は回復が顕著であり、その中でも特に利益成長の高い銘柄が急騰する地合いにも変化がないだろう。
現状、決算発表が進行中である。主力銘柄ではグリー、サイバーエージェントが決算を発表している。グリーは利益成長が継続しており、引き続き業績予想の上振れが期待されるものの、業績の上方修正がなかったこと、利益の拡大がややインパクト不足であったことから利食い売りが先行している。サイバーエージェントは利益成長に陰りこそないものの、こちらもやや利食い売りに押される格好。いずれの場合も好業績が期待されて買われてきただけに、売りが出やすいことを見て取れる。特に新興市場はゴールデンウィーク明けの発表が多く、上昇してきた銘柄はまず利食い売り、その後に再評価という局面を迎えやすいことがイメージできた。ただし、決算数値自体は悪くなく、決算発表が一巡するころには数値内容で再評価される局面を迎えることになろう。
《TN》
株式会社フィスコプレイス
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関連銘柄:
サイバーエージェント(4751) グリー(3632) -
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