海運大手3社が約3割減収で2社が赤字も営業利益予想は大幅改善

TAROSSAさん
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日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社の2010年3月期連結決算が出そろいました。
上期の物流の落ち込みが響いて3社とも約3割の減収で、商船三井を除く2社が純損失となったようです。
純損失は日本郵船が23年ぶり、川崎汽船は17年ぶりだそうですが、足元ではコンテナなどの荷動きが急回復しており、2011年3月期は3社とも純利益を見込んでいるようです。
運航隻数を縮小したり、船隊の燃料使用を抑えたりするコスト削減に取り組んできたが、物流の急減に追いつかなかったようです。
ただ、下期以降は欧米向けの荷動きが次第に回復し、中国など新興国向けの資源輸送も増加し、コンテナ船の運賃も金融危機前の9割程度まで戻しつつあるそうです。

2011年3月期は3社とも営業損益、純損益で黒字を予想しており、営業利益では日本郵船が2010年3月期比で約920億円、商船三井は約790億円、川崎汽船は約840億円の改善を見込んでいるとのことです。

一時の落ち込みに比べれば、かなり回復してきているようですね。
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