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日経平均53円高、1年半ぶり高値=5日後場
5日後場の日経平均株価は前週末比53円21銭高の1万1339円30銭と3日続伸し、連日の年初来高値更新となった。終値で1万1300円台回復は08年10月1日以来、約1年半ぶり。アジア株が休場で手掛かり材料に乏しいことから、小高い水準でこう着感を強めた。短期的な過熱感に加え、寄与度の高いファーストリテ が下げ幅を拡大すると日経平均も上値が重くなったが、下値は限られた。東証1部の出来高は18億4712万株。売買代金は1兆3188億円。騰落銘柄数は値上がり1109銘柄、値下がり414銘柄、変わらず152銘柄。
中堅証券のマーケットアナリストは「日経平均ではファーストリテ、ソフトバンク の2銘柄だけで90円近く上値を抑えられたが、これを考慮すれば上げ幅は100円超になる。今晩の米国株高を織り込んだとみていい。NYダウで100ドル程度の上昇ならば、あすの東京市場ではあまり材料視されないのではないか。上昇のピッチが速いため、このあたりで過熱感を冷やすように日柄調整しても良いころ。日経平均は下押しても1万1000円割れの水準で済むのでは。国内景気の回復はいまだに遅れているため、TOPIXは1000ポイント手前で足踏みを予想」とみている。
業種別では、京セラ 、シャープ などハイテク株が継続物色された。三井不 など不動産株や、三菱倉 など倉庫株も堅調。鹿島 などゼネコン株もしっかり。オークマ 、井関農 など機械株も買いが優勢となった。帝人 など繊維株も引き締まった。日曹達 など化学セクターも上昇。トヨタ 、ホンダ など自動車株も底堅く推移した。個別では、メリル日本証が投資判断を引き上げたサンリオ 、ベトナムで事業投資ライセンスを取得した神戸鋼 が買われた。主力大証の任天堂 なども高い。
半面、3月既存店売上が前年比2ケタ減となったファーストリテ が値下がり率トップ。ニトリ なども売られ、小売株が安い。国際帝石 、JX など石油関連株も下落した。Jパワー 、東ガス など電力・ガス株もさえない。山口FG 、広島銀 など地銀株にも安い銘柄が目立った。JT など食品株も軟調。個別では、第三者割当増資などを発表したヤマハ発 が売られた。「SIMロックフリー」の思惑でソフトバンク なども下押した。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、22業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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