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株式週間展望=1万円挟みもみ合う、外部懸念材料織り込みへ
来週(15~19日)の東京株式市場は、今3月期第3四半期累計(09年4~12)の決算発表が今週でほぼ終了し、国内の手掛かり材料難が際立ってくる。外国為替相場など引き続き海外要因に左右される相場展開となりそうだ。日経平均株価は1万円を挟んで売り買い交錯となり、比較的小幅な範囲での値動きとなりそうだ。1万150~9900円のレンジを想定する。
日経平均株価は、第3四半期累計決算発表が始まる直前の1月15日に昨年来高値1万982を付けたものの、そこから調整基調となり、8日には1万円台を割り込んだ。本来なら、第3四半期(09年10~12月)の業績回復ぶりや、通期業績予想の上方修正、さらに来期の利益増益期待などが株価面でプラス評価されてもよい局面だったが、実際は逆に下落基調となった。これは(1)米オバマ大統領が打ち出した金融規制強化策(2)ギリシャなど欧州での財政危機(3)中国の金融引き締め策――の三つの外部的なマイナス要因を株価が織り込まざるを得なかったためだ。
こうした中、来週は一斉に発表された決算の内容を再度吟味して、物色テーマと照合しながら銘柄を絞り込む作業が必要となりそうだ。ソニー に代表される高値圏で頑強な値動きを示す銘柄群の活躍に加え、株価が大きく下落していた、大手鉄鋼やその関連銘柄、建設機械、海運などのリバウンドも期待できそうだ。
日程面では、09年10~12月GDP(国内総生産)=15日。米鉱工業生産および設備稼働率=17日。日銀金融政策決定会合=17~18日。1月日本製半導体製造装置BBレシオ=18日などが注目される。
提供:モーニングスター社
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