SPE(エスピーイー)さんのブログ

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面接官の役割、実は投資家の資質を見ているのかも。

どうでも良い日記ですので、あしからず。

会社での昇格研修の面接官としての依頼があり、先々週から、出張の間にバタバタと面接準備と面接に追われていました。

当社の場合は、3人の面接官で1時間もの時間を確保されています。
従い、推薦者は面接評価にて、自分の日頃の考えや行動力で実力があるところを示すことができないと昇格は難しいです。
(実際に、現状の仕事は十分にできるのに、何度も昇格試験で落ちている人もいます。)


昇格推薦者の履歴や上司推薦書をチェックした後、推薦者の所属する部門の最近の業績の推移を確認していくのが最初の準備作業。

第二段階として、
会社として推薦者が所属する事業部に期待している役割と推薦者が自分の事業部の仕事や業績をどのように見ているか、
・将来性を見出しているのか、
・自分の仕事について、社会的な役割としての認識力があるか
・将来性が無い場合は、推薦者は何を所属事業部や会社に提題できるか?
などについて、こちらからの質問と想定される答えをイメージしながら、より具体的な答えや考えを引き出すべく、考えて行きます(あくまでも私の場合です)。

狙いは、面接用に考えられたのではない、本人の価値観や今後のマネージメントの潜在力を知るためです。

面接の極意は、相手が何を知りたがっているか、聞き上手になることなのだと思います。
ですが、現状の仕事が出来る人は、「自分の仕事についてアピールをしたがる」傾向があります。

現状の仕事ができることは既に分かっている(推薦されてきている)ので、それは前提条件です。
面接はその部分は出発点としているため、時間を割いて、現状を聞きたいとは殆ど思っていません。

今後の、力の発揮や潜在力が期待できるか、を知りたいのです。

企業もそこで働く人間も同じですが、暫く成功体験の中で仕事をしていると、これまでのビジネスモデルでは収益が頭打ちや低下してくる場合があります。
現在は、特に厳しい状況ですね。
でも、既に成功体験で運営され、慣れ親しんできている組織や個人が、新たな競争力アップ対策やビジネスモデルの修正に動くには時間が掛かります。

昇格に推薦された本人には、変化に適応して自ら与えられた職務範囲で、変化に必要なリーダーシップを発揮できるかを見ています。
「現在の仕事で、これだけの結果を出している」ことに誇りを持っている人は、昇格できなかった時に、「何故、評価されないのか」理解できない場合が多いです。

私が面接して高い評価点にならなかった方もかなりもいたので、私の会社もフレキシビリティーが不足しているのだと残念でした。
こんな人材ばかりでは、中国・インドに代表される新興国に負けていくことが懸念され、背筋に寒気を実感した面接でもありました。

日本は蓄積した技術、社会インフラ、労働者・教育インフラがあるのですから、もう一度、チャレンジャーとして、分かり易い目標をいろいろと設定して、日本でだからこそ開発できる複合技術、高度なシステムの開発で優位性を確保していきたいものです。

こんなことを書いていると、市場が常に変化していることを前提に、市場で活躍できるプレーヤーを見つけていくことが必要な投資家は、フレキシビリティー能力が必要ですね。


さて、肝心の株式市場は、第一抵抗帯と考えていた10250円を下回ってきているため、次の抵抗帯での底打ちが確認できるか、様子見状況です。ドル/円の為替相場が小康状態のためか、期待していたようなレベルまではまだ下落しておらず、Euro/円の動向も不透明なため、まだ本格的な買い出動は見合わせ中。

(Picksには載せ難い超短期での小すくい戦法で)収益は確実に確保していけるものの、安心買いできる大きな収益チャンスを待ちたいですね。

買う気を抑える必要がある場合は、オリンピックでの日本選手の活躍に注意を向ける事も有用かも知れません。

個人的に真央ちゃんには期待し過ぎていますので。
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