ぷよすけさんのブログ

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短期資金は低位材料株など物色強、機械受注発表や決算が手掛かり

9日の日経平均は小幅続落。18.92円安の9932.90円(出来高概算20億7000万株)で取引を終えた。寄り付き直後につけた9867.39円が本日の安値となり、その後は9900円を挟んだこう着相場が続いた。NYダウが終値で1万ドルを割り込んだことが嫌気されるも、明日の機械受注、米FRB議長証言、トヨタ公聴会、11日が祝日で翌12日がオプションSQとなるため、仕掛け的な動きも限られている。また、トヨタが後場に入ってもリバウンド基調を続けていたことも、売り込みづらくさせていた。

ただ、セクターでは売り込まれていた輸送用機器、海運、商社、銀行などの上昇に対して、医薬品、陸運など内需・ディフェンシブ系の弱さから、リバランスにとどまっている。そのため、フットワークの軽い短期資金などは低位材料株などへの物色を強めており、決算発表が進む中、上方修正を発表した銘柄などには値幅取り狙いの資金が集中していた。とは言え、オーバーナイトは避けたい相場環境でもあり、大引けにかけては利食いによって上げ幅を縮める銘柄も少なくない。

明日も低位材料株での短期的な値幅取り狙いが、中心となりそうである。大引けにかけて鈍さが目立った銘柄についても、日計り中心であるため、仕切り直しの形で手掛けられることになろう。また、機械受注の発表があるが、これが通過することによって、このところ材料株物色の中心的な位置付けとなっているツガミ辺りの動向が注目される。同社が強含みとなれば、他の機械セクターの材料株への波及につながろう。また、決算に対するインパクトについても、低位材料株には手掛けやすさもあって資金が集中しやすい。決算内容を手掛かりとした物色も続こう。

《FA》
株式会社フィスコプレイス
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