坂本彰さんのブログ
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GSの相場展望を真に受けない
ゴールドマンサックス証券は12月11日付けのレポートで、
2010年の相場展望について述べている。
内容を要約すれば、2010年前半はベアマーケットが
期待できるそうです。
景気敏感株、輸出企業、証券や不動産など内需関連
セクターの一部に「オーバーウエート」を推奨。
また
・円安恩恵銘柄
・M&Aと高IRR銘柄
・新興国関連銘柄
・環境技術関連銘柄
・日経平均配当スワップ
・円安を条件とする日経平均のロング
という6つの投資アイデアにも注目と述べています。
国内大手証券の野村證券では、2010年は日本株の
パフォーマンスが底入れして反発へ向かうと予想。
同證券では、TOPIXは2010年年末までに1000~1200
ポイントまで回復するとの見方を示したレポートを
リリースしたそうです。
しかし、これを額面通りに受け取って動くと、後で
後悔しますのでお気をつけください。
マーケットの相場展望や予想はたいていが米大手証券
(GSやモルガンなど)が最初に大きな見出しで発表し
注目を集めます。
それに続くような形で国内の大手証券が同じような
レポートを出したり、ファンドを新たに設定します。
それを個人投資家に売りつけてくるわけですが、
それが利益につながるかは?です。
今ではインターネットにより情報伝達格差は縮まり
ましたが、それでも情報を発信する側が有利なのは
確かです。
米大手証券 → 国内大手証券 → 関係者 → 個人投資家
情報の流れを簡単に書きますと、以上のようになりますが
個人投資家が飛びついている頃には、米大手証券が
たっぷり儲けた後で、
「さぁ次は、どんなネタで仕込もうかな」
と考えている可能性も十分にあるわけです。
耳より情報というイメージにさせながら、実際はババを
掴ませることにもなり得ますので注意が必要です。
そういうケースは案外多いです。
BRICsレポートは、その例ではないでしょうか?
http://saig.livedoor.biz/archives/1610611.html
しったらしまい
昔から言われてますね
いいとこで降りるよう気をつけます