●来月になれば

[曹操さん]

毎年年末になるとファンドマネージャーは自身のポートフォリオの成績を底上げするため、クリスマスに近づくに連れてお化粧買いが増えてくる。実需として相対的に買い物が増える。今月よりかは来月の方が投資家の買い意欲が高まる可能性が高い。個人的には持ち株の一部をマンション購入の頭金に充てる必要があるため、来月には必然的に売る予定。現時点で直感している点は下記のとおり：●香港市場年内にはあり得ないと思うが、来年のある時点で必ず金融当局は引き締めに転じる。どちらかといえば売り圧力が高まって軟調になると予想。指数構成銘柄は平均的に下げるため出来る限り避ける。個別の業績優良株の方が無難かも。●ベトナム市場ベトナムはすでに金融引き締めをしており、その意味では新たなネガティブ要因はないかもしれない。企業業績的にも09年は予想よりも上振れている。現時点でのPERも相対的に割安感あり。●ドバイ市場エマールしか保有していないが、底打ち感は顕著。後は合併の中身次第。個人的には来年には10ディルハムもありえると予想。●ロシア市場こちらもガスプロムしか保有していない。基本は原油価格次第だが、今日の日経のロシア経済の底打ちについて報じられていたことだし、そろそろ動意があるかも。