ひさっちさんのブログ
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イトーヨーカ堂の「こども図書館」閉鎖に思ふ
イトーヨーカ堂の「こども図書館」が、26年5ケ月続いた大宮店を筆頭に全国8ヵ所が一斉に閉鎖されます。
企業の社会奉仕としての側面が強いだけに、とても残念な感がします。
しかし昨今の厳しい企業業績鑑みたらかなり頑張ってくれていたと、むしろ感謝すべきなのでしょうか。
埼玉新聞の記事では、
30代の母親が、買い物ではなく図書館利用の為だけに来たので閉鎖は腹が立つみたいな内容がありました。
私はこの母親にもがっかりさせられた。
なぜこんな言葉が出てくるのか。
今までありがとうというのならまたしも・・・
企業は行政ではない営利団体なのだから、もちつもたれつが原則でしょ。
サービスを利用する代わりに買い物をしてお返しするのが筋だと思う。
最近社会でも権利ばかりを主張する傾向が強く見られるように感じるが、義務を果たしてこそはじめて権利を主張出来るものだと私は思う。
安さの追及の度が過ぎて、本来あるべきものが失われていくようで怖い。
また関係あるのかわかりませんが、民主党が以前イトーヨーカ堂のこの図書館の件を国会で取り上げてます。
むろん悪い方ですが、
質問件名 図書館法第二十八条及び著作権法第三十八条第四項の規定に関する質問主意書
提出者名 川内 博史君
会派名 民主党・無所属クラブ
四 先の答弁では、イトーヨーカ堂が一部店舗で実施している子ども図書館に代表される形態の事業は貸与の有償・無償に関わらず違法との見解が示されているが、改正法の施行後、文化庁からイトーヨーカ堂に対して子ども図書館事業の中止または権利処理手続を行うよう指導した事実は存在するのか。
内閣総理大臣 麻生太郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員川内博史君提出図書館法第二十八条及び著作権法第三十八条第四項の規定に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
四について
文化庁としては、御指摘の「イトーヨーカ堂が一部店舗で実施している子ども図書館」の事業目的等について承知しておらず、また、当該事業について、御指摘のように「貸与の有償・無償に関わらず違法との見解」を有しているものではない。
ヨーカドー「子ども図書館」閉館へ 大宮など全国8館 突然の告知にあぜん
http://www.saitama-np.co.jp/news08/02/04l.html
さいたま市大宮区吉敷町4丁目のイトーヨーカドー大宮店(井村綾子店長)は1日、同店3階で26年5カ月間運営してきた「子ども図書館」を9月23日で閉館する、と同日付朝刊各紙の折り込みチラシなどで表明した。全国に8カ所ある図書館が一斉に閉鎖される。イトーヨーカ堂から委託され8図書館を運営してきた童話屋(東京都杉並区)では担当部門が消滅、専任司書9人を含む女性41人が失職する。
1日の朝刊チラシは裏表フルカラー。閉館は商品写真をふんだんに使った朝市などの特売情報の下に、目立たない縦5センチ×横4センチの「お知らせ」として掲載。理由については「ここ数年、環境の変化からか、来店者が著しく減少しています。子ども図書館はひとつの役割を終えたのではないかと考えた」と書かれていた。
大宮店では午前9時の開店前に1階入り口のガラスドア隅、3階の図書館の入り口とカウンター脇の壁に同文のポスターが張り出された。
「えーっ、なくなっちゃうの」。午前11時すぎに来館した大宮区の女性看護師(33)は、長女(5)、次女(2)と紙芝居を選んでいてポスターに気が付いた。「買い物じゃなく、娘たちが大好きな紙芝居を借りるために来ているのに」。あぜんとした。
夏休み期間中のおはなし会や工作会、貸し出しを楽しみにしていた子どもと保護者にとって突然の告知は衝撃で、図書館のカウンターで涙ぐむ子も。
「え、なんで! 『ひとつの役割を終えた』って意味が分からない」と、ぶぜんとしたのは大宮区の母親(39)。4年前から利用しているが、「この文章では閉館の理由が理解できない」と話した。
同図書館の第1号は1978年7月、沼津店開館と同時に店舗の一角に誕生。99年4月開館の広島県福山店まで最高時には全国で13館が開設された。しかし、その後閉館が続き、現在は全国に8館。
最大の特徴は、本と子どもを知る図書館司書有資格者のフロアワークだ。童話屋の田中和雄社長(74)の哲学ともいえる「細心の心配り」が貫かれている。絵本架は高さ120センチの木製。表紙を前にして「3歳の子どもが自分で絵本を絵で選び、取り出せる」(田中社長)ことにこだわっている。
「本は子どもの心の栄養」と考え、司書たちは討議しながら選書する。繰り返し読み継がれる本約8600冊が約50平方㍍にレイアウトされている。年中無休で、今年6月末現在の会員登録者数は3万6215人。延べ貸出冊数は91万2827冊に及ぶ。
この日、大宮店では「26年間ありがとうございました」と書かれた司書の西田真琴さん(29)手作りの「こどもとしょかんだより」と、「これからもいい本にいっぱい出会ってね」とのメッセージ入りのしおりなどが、スタッフから一人一人の来館者に渡された。すべて手製だ。
西田さんらが閉鎖を知ったのは6月18日、童話屋の緊急司書会議の席上。田中社長が一斉閉館をイトーヨーカ堂側から告げられたのは、その6日前だったという。
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>買い物もしないで、無料奉仕のものだけを使うという気持ちが浅ましいですね。民間と公共の違いも分からないのかと残念です。
たまに尿意を催したらトイレ借りにコンビに入りますが、やっぱタダで借りるのは気まずいので、缶コーヒーとかガムを買ってしまう自分としては理解に苦しむ面があります。
>こういう人たちのせいで、こういった企業の社会奉仕がなくなるのではないかと思います。
利用するみんなが買い物もしてくれていたら、展開も違ったかもしれませんね。
>本当にそうだと思います。今までいい空間を与えてくれて有難うとなぜいえないのでしょう。
ほんと、そう思います。
なくなるなんて寂しいとか、今まで利用させていただいてありがとうって言うのが筋だと思う。
>そういう人たちがこの問題も子供にどのように説明しているのか心配です。
閉鎖した企業が一方的に悪いんだ、私たちの場を奪ったなどとは、間違っても子供にそんな教え方をしていないことだけ祈りたいです
>今まで無料で使ってたのに、何か失ったからって文句を言うのは悲しいですね
当たり前にものがあると感謝の心を忘れるという、典型的な例でしょうかね。
>これからは、消費者が応援してほしいですね(´∀`)
企業のこういう社会奉仕的な仕事がなくなっていくのは、人として寂しく感じます
買い物もしないで、無料奉仕のものだけを使うという気持ちが浅ましいですね。民間と公共の違いも分からないのかと残念です。
こういう人たちのせいで、こういった企業の社会奉仕がなくなるのではないかと思います。ただのものには飛びつくのに、それを提供するほうのことは考えない・・・変ですよね。
公共機関が提供するのもは違ったセンスで選ばれている本が多かったのではないかと思います。
子供たちの楽しみが減るのは残念ですが、利用する人の考え方も閉鎖の理由になるような気がします。
何か勘違いされていますね。
>しかし昨今の厳しい企業業績鑑みたらかなり頑張ってくれていたと、むしろ感謝すべきなのでしょうか。
本当にそうだと思います。今までいい空間を与えてくれて有難うとなぜいえないのでしょう。
そういう人たちがこの問題も子供にどのように説明しているのか心配です。
>企業は行政ではない営利団体なのだから、もちつもたれつが原則でしょ。
サービスを利用する代わりに買い物をしてお返しするのが筋だと思う。
今は企業も必死だと思います。自分の都合だけでものごとを決め付けることを子供に見せてほしくないですね。
今まで無料で使ってたのに、何か失ったからって文句を言うのは悲しいですね
もっと感謝すべき事があったと思います☆彡
一部の人だけだということを願います(^^ゞ
これからは、消費者が応援してほしいですね(´∀`)