はるるっぴさんのブログ

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証券会社の「ブル・ベアファンド」

ひとりごと日記です。

先週、わたしが勝手に評価している
野村證券さんのベテラン女性コンサルタントと話した。


こう言われた。

「わたしは、日本株を推奨しません!」

この話を野村證券で長く勤めて
退職した卒業生(女性)に
電話のついでに感想を聞いた。


答えが返ってきた。

「偉い!」

「このような時に、株を勧めたらダメよ~」
「その人、偉いわねぇ~」





さて、本題

世界の経済危機以降、
証券会社のノルマ戦線も苦戦している。

サブプライム問題が表面化してから
リスク商品が、以前ほど売れなくなった。

(現在は、分母の大きい
プライムローンの延滞率も上昇している。)

「良い商品」よりも「売りやすい商品」を販売する
証券会社は、
昨年、資源や商品価格が上昇していたときは

資源国株式投信(ロシア株やブラジル株など)や
コモディティ投信の販売に
拍車がかかっていた。

その後、ある大手証券会社が複雑難解な
「ヘッジファンドもどき」の商品を販売していた。

証券会社は、販売会社なので、
いろいろあるのでしょう。


そして、今年になって野村證券さんが
ハイパーブル・ベア投信の販売を表面化した。

(・.・;)


「ベア型」にすると
日経平均株価(225種)指数の先物の売り方になる。

多くの証券会社は、さまざまな銘柄を推奨している。
反面、株価が下がったら儲かる投信を販売している。

(・・?

中国の故事「矛盾」と言ったことわざを思い出す。


現在「ベア型」は、
踏み上げ相場でパーフォーマンスが悪いだろう。


天下の大和証券でも営業員さんに頼めば
ロッカーの引き出しの奥から

ブル・ベアファンドのチラシを出してくれる。

(^^ゞ

そのうち、店頭に置くかもしれません。


わたしは、最大手証券会社の店頭に
少し前まで、ブル・ベアファンドのパンフレットが

「置いてある」ことに注目していた。


今は、中国株に人気があるようだ。

しかし、MSCI新興国市場指数の
直近のPERは、15.4倍(7/15)

米国S&PのPERは、14倍くらい。


新興国の株式市場のPERが米国S&Pを上回ったとき
例外なく、いずれ新興国株は暴落している。

配当利回りも同様に
新興国株がS&Pを上回ったとき
株は暴落している。

(>_<)


PBRは、解散価値なので
企業買収を考えている人は別として

一般の投資家には、あまり参考にならない。


投資先の解散を前提に投資する人は少ないだろう。

(・o・)!


新興国株への投資は、
証券会社がその販売に

熱心になればなるほど

慎重になるべきだろう。


足元の日本株についても、
多くの専門家は、最悪期を過ぎたと言っている。

しかし、専門家の意見を参考にしないで
くわしくファンダメンタルズを見れば

最悪期を過ぎていないことがわかる。

V字型でもなく、L字型でもなく
W字型崩れのイメージだろう。


いくら、中央銀行が過剰に資金を供給しても
肝心の企業の設備投資と個人の消費が
回復する気配がないのに

景気が底を打った訳ないでしょう…

たくさん、お金を使っている人は
ピンと来ないと思うが

節約している人は、少しでもわかるでしょう。

自分の肌感覚の方が正しいことが多い。


アメリカの借金消費も終わっています。


しかもアメリカが世界に輸出していた証券化商品の値段を

あるデリバティブに詳しい証券会社の人から聞いた。


ABX指数では、AAAの「気配値」が30円くらいだが

「いくらの値段でも買わない!」

と言われた。


ほとんど価値がないから当然だろう。


それを金融機関などが、簿価の100円で評価しているのだから
(現在簿外で処理している様子なので
 損失が普通の投資家はわからない。)

知らぬが仏と言う。


現実がわかったら何が起きるか
わかる人は、わかるだろう。

それまでは、選挙でどちらが勝つかなどといった
ファンダメンタルズには、騒がれるほど影響のないことに
市場専門家の間では、話題になるのかな?

わたしが見てきた優秀な投資家は
皆と違う景色を見ている。


「人の行く、裏に道あり、花の山」


おしまいです。
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