東京市場概況 ３日ぶり小反落、高値警戒感強く利益確定の売り

[kuma_kuroiwaさん]

　25日の東京株式市場で日経平均株価は３営業日ぶりに小反落。大引けは前日比８円 31銭（0.10％）安の8479円99銭だった。前日までの急ピッチな上昇の反動で、このところ上昇基調を強めていたソニーや京セラなどハイテク株が利益確定の売りに押された。通信や電力ガス、不動産、陸運など内需関連株などの上昇が目立ったが、相場全体を押し上げるには力不足だった。米金融不安が和らぎ、各国の経済対策による景気下支え効果への期待は続いているものの、不透明な企業業績の回復時期を見極めたいとのムードもあり、積極的に買い進む投資家は限られた。時価総額の大きいトヨタやＮＴＴが買われ、東証１部全体の69％に相当する1188銘柄が上昇し、東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は小幅ながら８営業日続伸した。８日続伸は2005年２月24日から３月７日にかけての上昇以来となる。