ひとしさんのブログ
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日経新聞を読んで
日経新聞の社説を読んで同感した。医療機関のレセプト完全電子化の記事である。電子化が実現すれば、医療の効率化が図られ、電子化に対応できない威張っているだけの年寄り医師を排除できるからだ。IT投資の増加も見込める。緊急の患者も診察しないでも、お金をたくさん儲けられる。経済が悪い状況なのでお金持ちにどんどん設備投資しつもらわねば。
日経新聞の社説を読んで同感した。医療機関のレセプト完全電子化の記事である。電子化が実現すれば、医療の効率化が図られ、電子化に対応できない威張っているだけの年寄り医師を排除できるからだ。IT投資の増加も見込める。緊急の患者も診察しないでも、お金をたくさん儲けられる。経済が悪い状況なのでお金持ちにどんどん設備投資しつもらわねば。
どのくらい上手くいっているのか、
たまたま千葉・幕張で学会を聴講した時に、
地元の薬剤師会に所属するエライ人に話を聞いたのです。
「思ったほどじゃない。理想どおりにはなかなかならず、
例えば内部のシステムとは連携できないし、
あくまでもあれは、決められた病院間での電子カルテの共有に
絞った仕組み」
結局、既にあるシステムとの連携は、金銭面でも運用面でも困難があるようです。
IT関連の情報誌(日経BP)も、あの頃は随分と読破してきたのですが、
レガシーシステムを捨てることもままならない
現状があるようです。
武田薬品などは、お金持ちなのでレガシー全部捨てて、
新システムに全面移行とかしていましたが。
(Win2000の頃)
日本のIT業界には、各都道府県毎に縄張りがあって、
看板料名目でシステム契約の時に大懸かりなものだと数億円かかります。
同時に、これが不正の温床でした。
(勿論、真面目に取り組んで経費を削減した都道府県もありますが)
今は会計基準が当時とは厳しくなったので、
こうした経理名目が未だに通っているのか
私にはわかりませんが。。
何しろいろんなことが、ネックですよ。
理想と現実の狭間を埋めるには・・・
命がけのコメント有難うございました。私も医療関連の仕事をしており、病院にお邪魔させて頂いております。患者さんの電子カルテを複数の医療機関が共有するだけで、随分無駄が省けるとおもうのですが。
私はかつて公立病院に勤務し、いろいろ実態を知っているものです。
この話は小泉改革の頃から計画されていましたが、
まったく計画通り進んでいません。
というか進めないのです。
医療費削減のため、診療報酬など病院経営の悪化、
そして相次ぐ公立病院の閉鎖、民間病院の経営難。
スンゴイ悪循環。
こんな状況では、IT化など無理です。
あと5年くらいで病院の数も激減するでしょう。
しかも、IT業界は別名ITゼネコンといわれるくらい
悪名高い業界です。
ゼネコンは談合で叩かれるのに、なぜIT業界は検挙されないのか?
などなど少し考えれば、どういった構図で悪行がなされているか、マスコミなら誰もが知っている形態があります。
(実際、話題にするのもタブーになっているようです)
かつての総務大臣だった片山虎之助氏は、
自ら率先してIT革命を推進し、莫大な経費を削減するところでしたが、
小泉氏に内閣改造で捨てられました。
挙げ句の果てに地元で落選、ハイ、さようならです。
IT業界は、米国でいう軍事産業の民間委託のような話で、
いわゆる悪の聖域になっているかのようです。
建物と同じで、ITもハードよりソフトが大事なのですが、
いろいろなデータベースで使用する標準コードの統一すら、
はかどっていないようです。
(はかどらない方が、IT業界が儲かるからです)
おわかりですか?
これ以上言うと、私も命が危ういのでさようなら^^;