優利加さんのブログ
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株価サイクル②が続く
昨日の米国株式相場は反発した(DJIA +123.13 @42,080.37, NASDAQ +259.01 @18,182.92, S&P500 +55.19 @5,751.23)。ドル円為替レートは148円台半ばの前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が886に対して、下落銘柄数は720となった。騰落レシオは108.12%。東証プライムの売買代金は3兆6430億円。
TOPIX +8 @2,707
日経平均 +340円 @39,278円
米国では、原油価格の大幅反落(5%弱)や米10年債利回りの上昇が一服して、前日の4.026%から一時4.05%まで上げたが、終値では4.0139%へ少しだけだが下げた。FRB高官のクグラー理事は、インフレ圧力が予想通りに緩和すれば追加利下げを行うと発言し、追加利下げへの期待が高まった。
本日10月9日の東京市場では、米国市場でエヌビディアをはじめとするハイテク株が上昇したことと、外為市場で円安ドル高が進んだことを好感して半導体関連銘柄及び輸出関連銘柄を中心に上げて日経平均は一時500円超上昇した。9日午後、台湾積滞電路製造(TSMC)が9月の月次売上高が前年度39.6%増となったと発表すると、東京エレクトロンやレーザーテクなどの半導体関連銘柄が一段高となった。エヌビディアのGPUのような先端品は製造工程が複雑化しているため、「後工程」で使う装置の重要性が増している。製品に異常がないかどうかを出荷前に検査するための検査装置を手掛けるアドバンテストが恩恵を受けるとの思惑から買い需要が増し、アドバンテストは株式分割考慮後の上場来高値(7456円)を更新した(7669円)。また、中国当局が12日に追加財政出動を発表するのではないかとの期待が高まり、香港ハンセン指数が反発したことで、安川電機、ファナック、資生堂などの中国関連銘柄も上げた。
衆議院が本日午後、解散した。「選挙は買い」とよく言われるが、実はそれほど当たらない。投票日までは上げることが多いが、選挙後に新政権がどのような経済政策を打ち出すか次第でその後の株価は上げることもあれば下げることもある。衆院選が終わっても、来年の夏には参院選が控えており、それが終わるまでは石破首相が当初目指していた金融所得課税などの政策は封印すると予想するが、果たしてどうなるだろうか。
日経平均の日足チャートを見ると、ギャップアップして始まり短陰線で終えた。上向きの10日移動平均線の下に上向きの25日移動平均線が走っており、株価はそれらすべての上で推移している。株価サイクル②(反発初動から着実な上昇を目指す局面)であり、確率的には下振れよりも上振れし易い。さらに260日移動平均線も上向きである。
33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、小売り(2位)、サービス(3位)、医薬品(4位)、化学(5位)となった。
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