鮮やかなブルーダイヤルをより広く見せることに成功。

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ラグがポリッシュ仕上げなのに対し、ケースのサイド部分は筋目状のサテン仕上げが施されています。絹のような高級感のある質感を楽しめるだけでなく、細かい傷もつきにくいです。三時位置にある円筒形のリューズの頭部分には、タグ・ホイヤーのシールドロゴがしっかりと刻まれています。その上下には、クロノグラフを操作するための伝統的なポンプ型プッシャーが備わり、レーシングウォッチらしさを演出しています。

"精緻なる挑戦：タグ・ホイヤーのカレラ クロノグラフ トゥールビヨンが刻む高級時計の旅" - TAG Heuer 

【ダイヤルについて】

ダイヤルは、タグ・ホイヤー カレラに特徴的な、サーキュラーサテン仕上げのブルーのダイヤルで、見返し部分が山のように盛り上がった独特な形状をしています。これは、1963年の初代カレラが取った、ダイヤルとベゼルの間にあるメタル製のリングである「フランジ」を大きく取り、そこにインデックスを配置するという斬新なアイディアを再解釈したものです。このフランジとグラスボックスの採用により、風防が合わさることによって、一貫性、視認性が向上し、スケールの端まで歪み無く見られます。その他の点でも、同時に発表された「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」と基本的なフォルムは共通していますが、細部にトゥールビヨンモデルならではの個性が現れています。フランジにはタキメーターをつけず、シンプルなミニッツトラックのみを配置することで、鮮やかなブルーダイヤルをより広く見せることに成功。

6時位置から見えるのオープンワークから見える、1分間に1回転するトゥールビヨンキャリッジの動きに集中することができます。フランジの盛り上がり部分もトゥールビヨンの開口部に合わせて切り取られているため、精巧なキャリッジの存在感がより一層増しています。秒針、及びダイヤルの外周に備わっているスケールに使われている鮮やかなオレンジ色が、ブルーのダイヤルの上で際立つダイナミックなデザインを際立たせていますも、このモデルならではのポイントです。この三角形をたてに引き延ばした形の秒針は、1960年代のレースカーのダッシュボードをモチーフにしています。トゥールビヨンキャリッジで使われている人工ルビーの赤色も、ダイヤルのカラーに合っています。トーン オン トーンのブルーサブダイヤルには、同心円の筋をつけるアズラージュ加工が施されています。スケールリングには、シルバーを採用。ブルーとシルバーのコントラストが強調され、読み取りやすさも抜群です。中央に筋の入ったシルバーのアプライドインデックスは、12時位置のみ2倍の太さにすることで、視認性を向上させると同時に、左右対称なデザインを強調してもいます。フランジの盛り上がりに合わせて、インデックスもやや曲げられているなど、細部まで繊細に調整されています。アワーマーカーと時分針には、蓄光塗料のスーパールミノバ® が塗られているため、暗い場所でも活躍してくれるでしょう。