本日午前のドル／円は、一時１ドル＝９６円台半ばと１９９５年８月以来、１２年７カ月ぶりの円高水準に上昇した。日本時間早朝にＦＲＢが公定歩合の引き下げなど緊急の資金供給策を発表したが、金融機関の債務免除など抜本的な対策が打ち出されない限り米金融不安は解消されそうにない、との見方が多い。東京株式市場で日経平均株価が大幅安となったこともあり、株安・円高の相乗作用で円高が進んだ。その後９７円台前半での動きだが、ドルの戻りは鈍い。現在１ドル＝９７円２８－３３銭。