東海旅客鉄道（ＪＲ東海・９０２２）が堅調。業績予想の上方修正や増資懸念の後退が手掛かり材料となっている。

同社は２７日引け後、第２四半期の決算を発表すると同時に、通期の業績予想を修正した。１１年３月通期の連結営業利益は３１４０億円予想（前回予想２８９０億円、前期２９３４億円）。連結純利益は１１２０億円予想（前回予想９７０億円、前期９１７億円）。Ｎ７００系の集中的投入など収益力の強化を図るとしている。

また、ロイターなどで、決算発表に際し、リニア中央新幹線建設にの建設費用は借入金や社債で充当し、増資は考えていないとコメントしたことが報じられており、増資懸念がさらに後退している。

ＪＲ東海の株価は１０時３３分現在６１万９０００円（△２万円）。
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