エルピーダメモリ（６６６５）が６日続伸。
経済産業省は６月３０日、同社に対し改正産業活力再生法に基づく公的支援を認定したと発表した。公的資金の一般企業への資本注入という異例の政策を講じたもの。
クレディ・スイス証券は「０９年後半のＤＤＲ３（半導体メモリ）への世代交代の際にも需給逼迫を予想し、ＤＤＲ３シフトを材料に株価上昇を予想」として投資判断を「Ｎｅｕｔｒａｌ」から「Ｏｕｔｐｅｒｒｏｒｍ＜Ｖ＞」に、目標株価を５７０円から１５００円に引き上げた。
野村証券は「改正産業再生法の認定を受けた。社債の償還や借入金の約定返済に向けたキャッシュフローや借入金に対する財務制限条項の懸念が大幅に後退したことはポジティブ。一方で、優先株の普通株式への転換条件を考慮した潜在株式数の増加に伴い１４．３～１８．５％の希薄化が起きることには留意」として投資判断「２」を継続。
エルピーダの株価は９時３８分現在１０８０円（△３５円）。