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グローセルのニュース
*12:05JST グローセル Research Memo(5):2024年3月期は37.3%の営業減益の見通し。産業分野が低迷と予想
■今後の見通し
1. 2024年3月期の業績見通し
グローセル<9995>の2024年3月期の連結業績見通しは、売上高が70,000百万円(前期比2.5%増)、営業利益が790百万円(同37.3%減)、経常利益が1,060百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が910百万円(同4.3%増)である。上半期の結果を受けて、売上高と営業利益は期初予想(各々71,000百万円、1,000百万円)から下方修正されたが、経常利益と当期純利益については、為替差益や特別利益が見込まれることから期初予想(各々950百万円、700百万円)から上方修正された。
分野別売上高は、産業分野が9,988百万円(前期比44.9%減)、自動車分野が51,475百万円(同24.4%増)、民生分野が3,933百万円(同12.0%減)、OA分野が4,037百万円(同12.3%増)、通信分野が502百万円(同10.2%減)、アミューズメント分野が66百万円(同56.3%減)を見込んでいる。
引き続き自動車分野とOA分野は堅調に推移する見込みだが、民生分野は上半期と同様の傾向から微減の予想だ。産業分野では、客先の在庫調整が続くと見られることから「STREAL」は引き続き低迷が見込まれ、産業機器向けも回復は来期以降と予想されることから、売上高は9,988百万円(前期比44.9%減)を見込む。通信、アミューズメントも減収予想だが、少額のため全体への影響は軽微である。
2. 2024年3月期下半期重点方針
経営計画である売上高700億円、営業利益7.9億円を必達するために、以下の重点施策を実行する計画だ。
(1) 徹底したD-in(デザイン・イン※1)活動推進
・ルネサス:698億円(前期581億円)
・H&CSB※2:524億円(同495億円)
・STREAL:42億円(同60億円)
※1 デザイン・イン:売上高ではなく顧客製品への採用が内定した金額。
※2 Hitachi & Customer Satisfaction Business(日立、その他製品)の略。
(2) ルネサス商流の集約
・特約店商流の直商流化:一部の商材が、今までの特約店経由から直接販売となり、これに関連して静岡営業所を開設した。
・旧ケーヒン向け商流が2023年10月から同社経由となったことから、この移管をスムーズに進める。
(3) 財務体質の強化
一般在庫の管理適正化、メーカー保守在庫の販売を進める。
(4) サステナビリティ経営・DXの推進
(5) 顧客・仕入先との一層の関係強化
アフターコロナの社会情勢下において、顧客・仕入先と多層的な関係を構築する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 2024年3月期の業績見通し
グローセル<9995>の2024年3月期の連結業績見通しは、売上高が70,000百万円(前期比2.5%増)、営業利益が790百万円(同37.3%減)、経常利益が1,060百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が910百万円(同4.3%増)である。上半期の結果を受けて、売上高と営業利益は期初予想(各々71,000百万円、1,000百万円)から下方修正されたが、経常利益と当期純利益については、為替差益や特別利益が見込まれることから期初予想(各々950百万円、700百万円)から上方修正された。
分野別売上高は、産業分野が9,988百万円(前期比44.9%減)、自動車分野が51,475百万円(同24.4%増)、民生分野が3,933百万円(同12.0%減)、OA分野が4,037百万円(同12.3%増)、通信分野が502百万円(同10.2%減)、アミューズメント分野が66百万円(同56.3%減)を見込んでいる。
引き続き自動車分野とOA分野は堅調に推移する見込みだが、民生分野は上半期と同様の傾向から微減の予想だ。産業分野では、客先の在庫調整が続くと見られることから「STREAL」は引き続き低迷が見込まれ、産業機器向けも回復は来期以降と予想されることから、売上高は9,988百万円(前期比44.9%減)を見込む。通信、アミューズメントも減収予想だが、少額のため全体への影響は軽微である。
2. 2024年3月期下半期重点方針
経営計画である売上高700億円、営業利益7.9億円を必達するために、以下の重点施策を実行する計画だ。
(1) 徹底したD-in(デザイン・イン※1)活動推進
・ルネサス:698億円(前期581億円)
・H&CSB※2:524億円(同495億円)
・STREAL:42億円(同60億円)
※1 デザイン・イン:売上高ではなく顧客製品への採用が内定した金額。
※2 Hitachi & Customer Satisfaction Business(日立、その他製品)の略。
(2) ルネサス商流の集約
・特約店商流の直商流化:一部の商材が、今までの特約店経由から直接販売となり、これに関連して静岡営業所を開設した。
・旧ケーヒン向け商流が2023年10月から同社経由となったことから、この移管をスムーズに進める。
(3) 財務体質の強化
一般在庫の管理適正化、メーカー保守在庫の販売を進める。
(4) サステナビリティ経営・DXの推進
(5) 顧客・仕入先との一層の関係強化
アフターコロナの社会情勢下において、顧客・仕入先と多層的な関係を構築する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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