グローセル、今期経常を63％上方修正

　グローセル <9995> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は10.2億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の7.1億円の黒字→11.6億円の黒字(前期は2.6億円の赤字)に63.4％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.4億円→7.9億円(前年同期は1.9億円)に2.3倍増額し、増益率が77.6％増→4.1倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比7.1倍の6.6億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.4％→3.1％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、自動車メーカーの生産台数減少の影響により想定を下回る見通しですが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、経営基盤強化推進策としての構造改革並びに販管費及び一般管理費の圧縮に加え、高収益製品の販売比率が増加したことにより前回予想を上回る見込みです。このため、令和 3年 9月30日に公表いたしました「希望退職者の募集の結果並びに業績予想の修正に関するお知らせ」の通期連結業績予想数値を修正致します。※１株当たり当期純利益の算出にあたり、今回修正予想では2021年12月31日時点の期中平均株式数（自己株式数を除く）を用いております。なお、株式付与型ＥＳＯＰ信託口及び持株会型ＥＳＯＰ信託口が保有する株式（2021年12月31日時点：1,543,840株）についても、自己株式に含めております。※本資料に記載されている業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。