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グローセルのニュース
■今後の見通し
●2019年3月期通期見通し
2019年3月期通期についてルネサスイーストン<9995>は、売上高81,900百万円(前期比0.3%増)、営業利益1,115百万円(同44.0%減)、経常利益1,190百万円(同43.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益815百万円(同35.0%減)を予想している。
同社は第2四半期決算に際して、2019年3月期通期の売上高について期初予想の84,400百万円から81,900百万円に引き下げ、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についてもそれを反映して微調整した。営業利益については期初予想を維持している。
売上高については、通期ベースで期初予想から25億円の下方修正となる。前述のように第2四半期決算において約5億円の未達であったため、2019年3月期下期の売上高予想を約20億円下方修正した形だ。品目別に見ると集積回路を始めとしてすべての品目で引き下げられている。また商品の仕入先別で見ても、ルネサスエレクトロニクス、日立グループ、CSBのいずれもが下方修正となっている。第2四半期までの進捗状況に加え、下期の不透明さも織り込んで、第2四半期実績を超える修正幅になったとみられる。
一方、利益については、営業利益は期初予想から変更はない。第2四半期決算の項で述べたように、製品ミックスの悪化や仕入原価の上昇といった売上総利益率低下の要因は想定どおりに起こったものの、その度合いは想定を下回った。2019年3月期下期については、第2四半期決算を踏まえてそれぞれの要因の影響度を見直し、結果的に2019年3月期売上総利益の想定が期初予想よりも引き上げられたものと推測される。
弊社では同社の修正予想には合理性があると考えている。修正された下期の売上高予想は前年同期比0.2%増で、第2四半期実績の0.5%増収の延長線上の予想と言うことができる。事業環境において上期(第2四半期)と下期とで大きな差がないと考えられるため、下期も前年同期比微増収が続くという想定は妥当だと考えている。
下期の売上高の下方修正幅が約20億円という規模は大きすぎるようにも映る。しかし、米中貿易摩擦が沈静化するどころか激化する様相を見せていることや原油価格の急落など、業績予想作成時と比較して大きく変わった要素が複数存在している。こうした現状に照らすと、むしろ用心に越したことはないというのが弊社の考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
<SF>
●2019年3月期通期見通し
2019年3月期通期についてルネサスイーストン<9995>は、売上高81,900百万円(前期比0.3%増)、営業利益1,115百万円(同44.0%減)、経常利益1,190百万円(同43.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益815百万円(同35.0%減)を予想している。
同社は第2四半期決算に際して、2019年3月期通期の売上高について期初予想の84,400百万円から81,900百万円に引き下げ、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についてもそれを反映して微調整した。営業利益については期初予想を維持している。
売上高については、通期ベースで期初予想から25億円の下方修正となる。前述のように第2四半期決算において約5億円の未達であったため、2019年3月期下期の売上高予想を約20億円下方修正した形だ。品目別に見ると集積回路を始めとしてすべての品目で引き下げられている。また商品の仕入先別で見ても、ルネサスエレクトロニクス、日立グループ、CSBのいずれもが下方修正となっている。第2四半期までの進捗状況に加え、下期の不透明さも織り込んで、第2四半期実績を超える修正幅になったとみられる。
一方、利益については、営業利益は期初予想から変更はない。第2四半期決算の項で述べたように、製品ミックスの悪化や仕入原価の上昇といった売上総利益率低下の要因は想定どおりに起こったものの、その度合いは想定を下回った。2019年3月期下期については、第2四半期決算を踏まえてそれぞれの要因の影響度を見直し、結果的に2019年3月期売上総利益の想定が期初予想よりも引き上げられたものと推測される。
弊社では同社の修正予想には合理性があると考えている。修正された下期の売上高予想は前年同期比0.2%増で、第2四半期実績の0.5%増収の延長線上の予想と言うことができる。事業環境において上期(第2四半期)と下期とで大きな差がないと考えられるため、下期も前年同期比微増収が続くという想定は妥当だと考えている。
下期の売上高の下方修正幅が約20億円という規模は大きすぎるようにも映る。しかし、米中貿易摩擦が沈静化するどころか激化する様相を見せていることや原油価格の急落など、業績予想作成時と比較して大きく変わった要素が複数存在している。こうした現状に照らすと、むしろ用心に越したことはないというのが弊社の考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
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