2,785円
ミスミグループ本社のニュース
■コーディア <190A> 359円 (+76円、+26.9%) 一時ストップ高
Chordia Therapeutics <190A> [東証G]が5日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。スウェーデンのカロリンスカ研究所が現地時間7日、24年のノーベル生理学・医学賞を「マイクロRNAとその転写後遺伝子制御の仕組みの発見」の功績により、米マサチューセッツ大学のビクター・アンブロス教授と米ハーバード大学のゲイリー・ラブカン教授に授与すると発表した。両氏は、マイクロRNAが生物の遺伝子の働きを調節する仕組みを発見したことから、RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬を開発する同社に、思惑が働いたようだ。
■多摩川HD <6838> 876円 (+150円、+20.7%) ストップ高
多摩川ホールディングス <6838> [東証S]がストップ高。電子・通信用機器と再生エネルギー事業を二本柱とするが、光関連や高速信号処理装置で実績が高く、今後の注力分野として量子暗号通信向け開発への取り組みを加速する方針にある。今年6月上旬には産官学連携による研究開発推進戦略の提言などを行う量子ICTフォーラムへ入会したことを開示している。直近、総務省が2025年にも量子暗号通信の実用化支援を開始すると伝わるなか、同社の活躍機会が高まるとの思惑が投資マネーを引き寄せた。足もとの業績は低迷しているものの、長期トレンドで底値圏にある時価は売り物も枯れた状態にあった。
■イメージ情報 <3803> 543円 (+80円、+17.3%) ストップ高
イメージ情報開発 <3803> [東証G]がストップ高。7日の取引終了後、同社と子会社のイメージ情報システムが、ラック <3857> [東証S]やオールワークス(東京都台東区)と共同で進めるスマートシティ・スーパーシティ向け事業のシステム開発に関し、旭川市での積雪情報監視・通報システムのサービス提供開始が決まったと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。サービスは年度内に提供を始める予定で、今後の事業計画については改めて公表する方針。今期の業績への影響は軽微としている。
■テモナ <3985> 246円 (+24円、+10.8%)
テモナ <3985> [東証S]が続急騰。同社は4日、企業向けサブスク決済スキーム「サブスククレジット」の提供を開始すると発表。これを手掛かりに週明け7日にストップ高の水準まで買われたが、引き続き発表を好感した買いが入ったようだ。定価10万円以上1億円以下の機器について月額サブスクで導入可能なスキームで、個人事業主や法人は会計処理をレンタル費用とすることで、コスト削減やキャッシュフローの改善などにつなげることができるという。
■東天紅 <8181> 905円 (+79円、+9.6%)
東天紅 <8181> [東証S]が6日続急伸。7日の取引終了後、25年2月期の単独業績予想について、営業利益を3億7000万円から4億7000万円(前期比10.8%増)へ、最終利益を3億3000万円から4億3000万円(前期1億3400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。売上高は46億円(前期比1.7%減)を据え置いたものの、上期において原材料価格の高騰に伴う価格の見直しや原価率管理の徹底による粗利益の確保に努めたほか、各店舗間及び本部からの積極的応援体制確立による人件費コントロールなどを重点的に実施したことが寄与する見通し。
■売れるネット <9235> 1,867円 (+151円、+8.8%)
売れるネット広告社 <9235> [東証G]が続急伸。7日の取引終了後、CROSS FM(北九州市小倉北区)と業務提携契約を締結すると発表しており、好材料視された。売れるネットは、インターネット広告だけではなくマスコミ4媒体への事業領域の拡大を目指しており、今回の提携によりまずはラジオ媒体での新規事業を進めるのが狙い。提携により、深夜帯(26時~5時)においてホワイトスペース(広告枠がゼロ)を「成果報酬型広告枠」として活用するなど、「成果報酬型新マーケットプレイス事業」を協働で立ち上げ、企画・開発・推進するほか、ラジオの広告効果測定プラットフォームの協働開発やラジオ放送と連動したデジタル広告の企画・開発などを行うとしている。
■TSIHD <3608> 941円 (+49円、+5.5%)
東証プライムの上昇率トップ。TSIホールディングス <3608> [東証P]が4日続急伸。同社は7日取引終了後、9月度の月次売上情報(速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比4.0%増となり、6ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。オンラインショップは同0.1%減となった半面、小売店が同5.4%増と伸長。月前半は猛暑日のため晩夏物の商品が高稼働し、後半は気温が下がったことにより秋物が稼働しはじめたという。また、前年同月よりも休日数が1日多かったこともプラスに働いたとしている。
■B&P <7804> 1,880円 (+80円、+4.4%)
ビーアンドピー <7804> [東証S]が大幅高で3日続伸。7日の取引終了後に24年10月期の配当予想を期末一括50円から60円に増額修正したことが好感された。なお、前期実績(43円)に対して17円の増配になる。
■パンチ <6165> 442円 (+18円、+4.3%)
パンチ工業 <6165> [東証S]が大幅続伸。7日の取引終了後、ミスミグループ本社 <9962> [東証P]との資本・業務提携契約の締結を発表。これを材料視した買いが入ったようだ。新たに300万株を1株423円で発行し、ミスミGに割り当てる。ミスミGの持ち株比率は10.92%となる見通し。両社は商品の相互供給などの協業を進め、相乗効果を発揮していく。海外市場でも両社のネットワークを活用し、共同で市場開拓を進める。パンチは手取り概算で12億6300万円を調達し、特注品領域の加工工程の改善のための設備投資などに投じる。
■フリー <4478> 2,893円 (+117円、+4.2%)
フリー <4478> [東証G]が大幅反発。同社は8日、日本飲食団体連合会(東京都千代田区)にプラチナパートナーとして加盟したことを明らかにしており、これが買い手掛かりのひとつとなったようだ。食団連は、国内の飲食企業や専門店などの飲食業に関わる団体、勉強会を含む有志の会、企業などから構成され、21年12月に設立された団体。同社は今期から飲食・店舗業種への取り組みを強化しており、専任チームを立ち上げてプロダクト開発・コンサルティング提案・活用サポートを行っている。
■日鋳造 <5609> 881円 (+33円、+3.9%)
日本鋳造 <5609> [東証S]が大幅高で3日続伸。8日午前11時、同社が開発した低熱膨張合金の3Dプリンター製品が、JAXA宇宙科学研究所が実施する大気球による飛翔機会を利用した観測装置の一部として使用されたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。宇宙空間では温度変化が幅広く、観測装置の支持構造に熱変形が生じることにより性能が低下するといったことが懸念されていた。同社が開発した3Dプリンター製品は、大気球や宇宙機に搭載可能な低熱膨張性と、熱応力緩和のための剛性設計に向けた複雑形状をあわせ持ち、観測装置の一部として利用されることとなった。
■ガンホー <3765> 3,153円 (+96円、+3.1%)
ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> [東証P]が3日ぶり大幅反発。同社は7日から、スマートフォン向け完全新作RPG「ディズニー ピクセルRPG」の正式サービスを全世界に向けて開始しており、期待感は依然として根強いようだ。このゲームは、ディズニーキャラクターたちと一緒に冒険するRPG。正式サービス開始にあたり、ゲーム内で「リリース記念ログインボーナス」を開催しているほか、国内でのテレビCM放映も予定しているという。
■トランザク <7818> 2,291円 (+62円、+2.8%)
トランザクション <7818> [東証P]が反発。7日の取引終了後、集計中の24年8月期連結業績について、営業利益が従来予想の52億2000万円から52億3300万円(前の期比12.3%増)へ、純利益が35億100万円から37億6300万円(同13.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。売上高は251億6000万円から250億4700万円(同9.1%増)へ下振れたものの、対面とECを使い分けたハイブリッドによる営業活動や新製品開発を強化したことが寄与した。また、米ドル建て債券の一部が償還したことで為替差益を計上したことや、継続的な社員の処遇向上に積極的に取り組み、賃上げ促進税制の適用により税負担が軽減されたとしている。なお、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を37円から39円(前の期35円)に増額した。
■コックス <9876> 217円 (+5円、+2.4%)
コックス <9876> [東証S]が4日続伸。7日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比8.4%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。全社売上高は同7.5%増だった。前年に比べて休日が1日多い影響がプラス2.5ポイントほどあったことに加えて、残暑が継続したことで、夏物商品が例年以上の売り上げとなった。秋分の日以降は気温が低下し、秋物商品は特にボトムスを中心に上昇したが、全体的には緩やかな伸びとなった。
■那須鉄 <5922> 12,030円 (+210円、+1.8%)
那須電機鉄工 <5922> [東証S]が6日続伸。7日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、イギリスに本拠を置く投資運用会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による株式保有割合が6.56%から7.58%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は9月30日となっている。
■東北電 <9506> 1,487.5円 (+25.5円、+1.7%)
東北電力 <9506> [東証P]が5日続伸。8日付の日本経済新聞朝刊で「東北電力は7日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働について、原子炉を29日に起動する方針を明らかにした」と報じられており、好材料視されたようだ。同社は4日、5月27日に安全対策工事、9月9日に燃料装荷が完了したと発表。再稼働に向けた工程が順調に進んでいることを明らかにしている。計画通りに再稼働されれば、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としては事故後初の再稼働となることから、注目された。
■日本情報C <4054> 1,035円 (+16円、+1.6%)
日本情報クリエイト <4054> [東証G]が3日続伸。7日の取引終了後、入居者と管理会社をつなぐコミュニケーションサービス「くらさぽコネクト 入居者アプリ」のID発行数が累計15万IDを達成したと発表しており、好材料視された。「くらさぽコネクト 入居者アプリ」は、入居者が問い合わせや契約更新、ライフラインの情報確認を簡単に行え、管理会社は個別の通知や管理業務を効率的に進めることができるサービス。また、同社の賃貸管理システム「賃貸革命」との連携により、契約更新や入居者情報管理の効率化を実現するとしている。
■ニコン <7731> 1,697円 (+25.5円、+1.5%)
ニコン <7731> [東証P]が4日続伸。7日に関東財務局に提出された大量保有報告書で、仏眼鏡メーカー大手エシロール・ルックスオティカが保有するニコン株の割合が5.10%と新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は「長期純投資」としている。これを受けて同日のニコン株は需給思惑的な買いが入り大幅高。8日も買い優勢の展開が続いた。
■オキサイド <6521> 1,710円 (+24円、+1.4%)
オキサイド <6521> [東証G]が5日ぶり反発。光学分野における酸化物単結晶やレーザー光源、光デバイス開発で独自技術を持つニッチトップだが、次世代パワー半導体分野に注力姿勢をみせるほか、量子もつれ光源モジュールなど量子暗号通信分野への展開も図っている。そうしたなか、総務省が2025年にも量子暗号通信の実用化支援を始めると8日付日本経済新聞が報じており、国策支援の動きが強まるサイバー防衛関連の一角として注目度が高まった。株式需給面では行使価額修正条項付新株予約権の発行などが嫌気され8月初旬に急落に見舞われたが、時価は年初につけた高値3220円から46%前後も水準を切り下げていることもあって、リバウンド狙いの買いが優勢となった。
※8日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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