決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ファナック、ＳＧＨＤ、ミスミＧ (1月27日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の1月26日から27日の決算発表を経て30日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　兼松エレク <8096>
　23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.3％増の89.6億円に伸び、通期計画の135億円に対する進捗率は5年平均の58.8％を上回る66.4％に達した。

★No.2　イントラスト <7191>
　23年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比39.8％増の12億円に拡大し、通期計画の15.3億円に対する進捗率は79.0％に達し、5年平均の72.0％も上回った。

★No.3　キヤノン電 <7739>
　22年12月期の連結経常利益は前の期比26.0％増の89.2億円になり、23年12月期は前期比0.9％増の90億円とほぼ横ばい見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<8096> 兼松エレク 　　東Ｐ 　 +16.61 　　1/27　　　3Q　　　 18.34
<7191> イントラスト 　東Ｐ 　 +10.75 　　1/27　　　3Q　　　 39.81
<7739> キヤノン電 　　東Ｐ　　 +9.40 　　1/27　本決算　　　　0.87
<8341> 七十七 　　　　東Ｐ　　 +8.36 　　1/27　　　3Q　　　 10.90
<6419> マースＧＨＤ 　東Ｐ　　 +7.15 　　1/27　　　3Q　　　 40.24

<7327> 第四北越ＦＧ 　東Ｐ　　 +6.77 　　1/27　　　3Q　　　 25.83
<8892> 日エスコン 　　東Ｐ　　 +5.72 　　1/27　本決算　　　　1.34
<3912> モバファク 　　東Ｐ　　 +5.07 　　1/27　本決算　　　　3.58
<9143> ＳＧＨＤ 　　　東Ｐ　　 +4.98 　　1/27　　　3Q　　　 -5.52
<2804> ブルドック 　　東Ｐ　　 +4.04 　　1/27　　　3Q　　　 23.91

<6954> ファナック 　　東Ｐ　　 +4.02 　　1/27　　　3Q　　　 10.07
<9533> 邦ガス 　　　　東Ｐ　　 +3.59 　　1/27　　　3Q　　　333.74
<8388> 阿波銀 　　　　東Ｐ　　 +2.44 　　1/27　　　3Q　　　 -7.31
<7595> アルゴグラフ 　東Ｐ　　 +2.37 　　1/27　　　3Q　　　 15.99
<9962> ミスミＧ 　　　東Ｐ　　 +2.16 　　1/27　　　3Q　　　 -6.73

<8364> 清水銀 　　　　東Ｐ　　 +1.88 　　1/27　　　3Q　　　-38.54
<8014> 蝶理 　　　　　東Ｐ　　 +1.74 　　1/27　　　3Q　　　 34.96
<9932> 杉本商 　　　　東Ｐ　　 +1.36 　　1/27　　　3Q　　　　5.90
<4765> Ｍスター 　　　東Ｐ　　 +1.08 　　1/27　　　3Q　　　　2.86
<1930> 北陸電工 　　　東Ｐ　　 +1.02 　　1/27　　　3Q　　　-58.04

<5659> 日精線 　　　　東Ｐ　　 +0.67 　　1/27　　　3Q　　　 -8.21
<8366> 滋賀銀 　　　　東Ｐ　　 +0.54 　　1/27　　　3Q　　　-23.90
<7381> 北国ＦＨＤ 　　東Ｐ　　 +0.48 　　1/27　　　3Q　　　 16.62

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした30日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース