決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】引け後 … デコルテＨＤ、青山財産、ラピーヌ (8月3日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の8月2日から3日の決算発表を経て4日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　デコルテＨＤ <7372>
　21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結税引き前利益は前年同期比3.4倍の7.3億円に急拡大し、通期計画の7.1億円に対する進捗率が102.9％とすでに上回り、さらに前年同期の68.8％も超えた。

★No.2　ラピーヌ <8143>
　22年2月期の連結経常損益を従来予想の9億円の赤字→1.3億円の黒字(前期は15.9億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

★No.3　青山財産 <8929>
　21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比71.5％増の11.6億円に拡大し、通期計画の15.3億円に対する進捗率は76.0％に達し、5年平均の52.3％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7372> デコルテＨＤ 　東Ｍ 　 +29.03 　　8/ 3　　　3Q　　　238.99
<8143> ラピーヌ 　　　東２ 　 +24.72 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転
<8929> 青山財産 　　　東２　　 +6.73 　　8/ 3　　上期　　　 71.53
<9913> 日邦産業 　　　ＪＱ　　 +2.13 　　8/ 3　　　1Q　　　927.50
<9713> ロイヤルホ 　　東２　　 +0.50 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤縮

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした4日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース