サガミＨＤ、今期経常を24％上方修正

　サガミホールディングス <9900> [東証Ｐ] が2月6日後場(14:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の11.5億円→14.3億円(前期は22.5億円)に24.3％上方修正し、減益率が49.0％減→36.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.7億円の赤字→1億円の黒字(前年同期は18億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績予想につきましては、集客状況の回復傾向が継続し、かつ各種取り組みの成果が寄与することを想定し、連結売上高、連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきまして前回発表予想を上回る見込みとなりました。　しかしながら、継続する地政学的リスクや各種コスト上昇幅の先行きが見通せず厳しい経営環境が続くことが予想されます。また、相次ぐコスト上昇による影響は、当社のみならず、お客様の家計負担の増加にもつながっていることから、少しでもお客様の負担を軽減するため、極力メニュー価格の上昇を抑え、お客様への提供価値及び企業価値の向上に努めていく方針としております。また当社の持続的な成長の実現に向け、新規出店の加速、既存店への改装投資、各種効率化機器などの設備投資や従業員満足度向上に資する環境改善への投資を実施してまいります。ご参考）　前期実績（2022年３月期）は、感染症影響による営業時間短縮要請に伴う助成金収入2,804百万円を営業外収益として計上しております。　当連結会計年度につきましては、同助成金収入566百万円を営業外収益として計上しております。※上記の業績予想につきましては、発表日時点で当社が入手可能な情報や予測等に基づき作成したものであり、実績の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。