コンセック、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

　コンセック <9895> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の5000万円の黒字→2400万円の赤字(前年同期は4800万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の1億5000万円→1億2000万円(前期は1億円)に20.0％下方修正し、増益率が50.0％増→20.0％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億円の黒字→2億円の黒字(前期は200万円の赤字)に2.0倍上方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【連結業績】　令和６年３月期第２四半期における連結業績は、大型工事案件の受注が当初計画より低調に推移したことに加え、原材料価格の高騰や円安や人件費等の増加による製造・販売コストが上昇したものの、販売価格への転嫁は市場環境を踏まえ一部の転嫁に止まったため、営業利益及び経常利益は当初予想を下回る見込みとなりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、「1.特別利益の計上について」に記載のとおり、関係会社株式売却益計上の影響により、当初予想を上回る見込みです。【個別業績】　令和６年３月期第２四半期における個別業績は、大型工事案件の受注が当初計画より低調に推移したことなどにより、経常利益は当初予想を下回る見込みとなりました。また、当期純利益については、「1.特別利益に計上について」に記載のとおり、貸倒引当金戻入額及び関係会社事業損失戻入益計上の影響により、当初予想を上回る見込みです。　なお、今回の業績予想に伴う配当予想の修正はありません。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる可能性があります。