コンセック、前期経常を73％上方修正

　コンセック <9895> [東証Ｓ] が5月11日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の2億1300万円→3億6900万円(前の期は1億7300万円)に73.2％上方修正し、増益率が23.1％増→2.1倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1億2300万円→6000万円(前の期は7100万円)に51.2％下方修正し、一転して15.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億9600万円→3億5200万円(前年同期は1億7700万円)に79.6％増額し、増益率が10.7％増→98.9％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主要事業分野である特殊工事事業は、令和４年３月期において高速道路、橋梁、ダム等のインフラのメンテナンスの受注が好調に推移するなか、ワイヤーソー切断工事の大型案件を受注することができ、事業年度内の施工完了となったことから、当初予測しておりました利益率が増加し、連結業績予想における営業利益及び経常利益並びに個別業績予想における経常利益が、当初予想を上回る見込みとなりました。　一方、連結業績予想における親会社株主に帰属する当期純利益及び個別業績予想における当期純利益は、本日公表しております減損損失の影響により、いずれも当初予想を下回る見込みとなりましたので、業績予想について上記のとおり修正をいたします。