セキド、今期最終を一転赤字に下方修正

　セキド <9878> [東証Ｓ] が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は5500万円の赤字(前年同期は1億5500万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億6000万円の黒字→3700万円の赤字(前期は4億8500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億4200万円の黒字→5500万円の赤字(前年同期は3億5400万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は7300万円の赤字(前年同期は2400万円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の2.2％→0.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期（2022年３月21日～2023年３月20日）の連結及び個別の業績につきましては、売上高は順調に推移しており、連結で6,766百万円（総額表示で8,100百万円）、個別では4,074百万円（純額表示で5,500百万円）となる見込みであります。　一方、利益面では、円安が急激に進み、10月にピークの150円台を記録したとおり、年末・年始商戦用商材の調達時期にぶつかり、仕入原価高騰に加え、輸送コストや光熱費の想定以上の上昇など、販売管理費が増加したこともあり、連結、個別とも計画した利益を大幅に下回る見込みとなりました。また、第３四半期決算で取崩した繰延税金資産58百万円を含む税金費用を織込んだ結果、親会社株主に帰属する当期純利益は連結で△37百万円、個別で△158百万円となる見込みであります。