ビケンテクノ、前期経常を73％上方修正

　ビケンテクノ <9791> [東証２] が5月7日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→16.4億円(前の期は22.4億円)に72.6％上方修正し、減益率が57.7％減→27.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.9億円→12.8億円(前年同期は13.1億円)に2.2倍増額し、減益率が55.1％減→2.5％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期の通期連結業績予想について、コロナ禍が続く中ではありますが、第4四半期の利益が大きく改善する見込みとなりましたので、上記のとおり業績予想を修正いたします。利益が改善した理由は、コロナ禍の影響により後ろ倒しとなっていた業務の第4四半期での実施が想定以上であったこと、コロナ禍に伴う除菌作業等の受注が増えたこと、またこれらの事業の利益が想定以上であった反面、収益性の低い業務が大幅に減少したこと、第4四半期の不動産案件が利益を押し上げたこと、コロナ禍が長期化する中で経費削減や業務効率化を進めていた効果が実現してきたこと等が挙げられます。なお、2021年3月期の期末配当予想については、安定した配当を継続する基本方針のもと、前回から変更ありません。＊上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報により作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によってことなる場合があります。