決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ファストリ、セブン＆アイ、ローツェ (7月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　セブン＆アイ <3382>
　25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比25.4％減の550億円に減り、3-8月期(上期)計画の2010億円に対する進捗率は27.4％にとどまり、5年平均の39.9％も下回った。

▲No.5　三協立山 <5932>
　24年5月期の連結経常利益は前の期比13.5％増の38.8億円に伸びたが、25年5月期は前期比22.7％減の30億円に減る見通しとなった。

▲No.6　不二越 <6474>
　24年11月期の連結経常利益を従来予想の90億円→50億円(前期は110億円)に44.4％下方修正し、減益率が18.4％減→54.7％減に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6323> ローツェ 　　　東Ｐ 　 -11.76 　　7/11　　　1Q　　　118.15
<3382> セブン＆アイ 　東Ｐ　　 -6.23 　　7/11　　　1Q　　　-25.38
<7818> トランザク 　　東Ｐ　　 -5.41 　　7/11　　　3Q　　　　9.66
<9983> ファストリ 　　東Ｐ　　 -2.69 　　7/11　　　3Q　　　 33.01
<5932> 三協立山 　　　東Ｐ　　 -2.50 　　7/11　本決算　　　-22.68

<6474> 不二越 　　　　東Ｐ　　 -1.50 　　7/11　　上期　　　-79.40
<4668> 明光ネット 　　東Ｐ　　 -1.05 　　7/11　　　3Q　　　-44.20
<9716> 乃村工芸社 　　東Ｐ　　 -0.69 　　7/11　　　1Q　　　327.00
<7516> コーナン 　　　東Ｐ　　 -0.62 　　7/11　　　1Q　　　 -5.44
<9740> ＣＳＰ 　　　　東Ｐ　　 -0.37 　　7/11　　　1Q　　　 -7.34

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース