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■日本システムウエア<9739>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
財務状況を見ると、2020年3月期第2四半期末における資産合計は、前期末比313百万円増の28,524百万円となった。これは主に、現金及び預金の増加(619百万円)、たな卸資産の増加(547百万円)などによる。負債合計は、同735百万円減の8,280百万円となった。これは主に、未払法人税等、賞与引当金、未払消費税などの流動負債の減少(784百万円)によるものである。純資産合計は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い同1,048百万円増の20,244百万円となった。
以上の結果、流動比率(流動資産/流動負債)は前期末比45.0ポイント上昇の331.1%となり、短期的な支払い能力は極めて高い。また、固定比率(固定資産/自己資本)は同3.1ポイント低下の42.8%であり、固定資産(設備投資等)の調達は、返済期限のない株主資本で十分に賄われており、同社グループでは借入金のない、無借金経営を続けている。さらに、自己資本比率は71.0%に上昇し、東証1部の情報・通信業の平均(2019年3月期平均40.2%)を大きく上回り、同社の財務の健全性は極めて高いと評価できる。
2020年3月期第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、配当金の支払などの支出を営業活動の結果得られた資金により賄い、前期末比619百万円増の9,021百万円となった。
各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,050百万円の収入(前年同期比71百万円の収入の増加)となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益に対し、売上債権の減少、たな卸資産の増加、仕入債務の増加に加え、法人税等の支払額によるものである。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは、164百万円の支出(同67百万円の支出の減少)となった。これは主に、有形固定資産の取得や敷金及び保証金の差入による支出によるものである。さらに、財務活動によるキャッシュ・フローは、264百万円の支出(同34百万円の支出の増加)となった。これは主に、配当金の支払額によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<YM>
3. 財務状況と経営指標
財務状況を見ると、2020年3月期第2四半期末における資産合計は、前期末比313百万円増の28,524百万円となった。これは主に、現金及び預金の増加(619百万円)、たな卸資産の増加(547百万円)などによる。負債合計は、同735百万円減の8,280百万円となった。これは主に、未払法人税等、賞与引当金、未払消費税などの流動負債の減少(784百万円)によるものである。純資産合計は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い同1,048百万円増の20,244百万円となった。
以上の結果、流動比率(流動資産/流動負債)は前期末比45.0ポイント上昇の331.1%となり、短期的な支払い能力は極めて高い。また、固定比率(固定資産/自己資本)は同3.1ポイント低下の42.8%であり、固定資産(設備投資等)の調達は、返済期限のない株主資本で十分に賄われており、同社グループでは借入金のない、無借金経営を続けている。さらに、自己資本比率は71.0%に上昇し、東証1部の情報・通信業の平均(2019年3月期平均40.2%)を大きく上回り、同社の財務の健全性は極めて高いと評価できる。
2020年3月期第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、配当金の支払などの支出を営業活動の結果得られた資金により賄い、前期末比619百万円増の9,021百万円となった。
各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,050百万円の収入(前年同期比71百万円の収入の増加)となった。これは主に、税金等調整前四半期純利益に対し、売上債権の減少、たな卸資産の増加、仕入債務の増加に加え、法人税等の支払額によるものである。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは、164百万円の支出(同67百万円の支出の減少)となった。これは主に、有形固定資産の取得や敷金及び保証金の差入による支出によるものである。さらに、財務活動によるキャッシュ・フローは、264百万円の支出(同34百万円の支出の増加)となった。これは主に、配当金の支払額によるものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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