トーカイ、前期経常を一転3％増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も3円増額

　トーカイ <9729> が4月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の73.1億円→79.1億円(前の期は76.9億円)に8.2％上方修正し、一転して2.9％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.8億円→39.8億円(前年同期は38.9億円)に17.7％増額し、一転して2.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40.5円→43.5円(前の期は1→2の株式分割前で46円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　平成30年３月期連結累計期間における売上高は、調剤サービスにおいて新規出店効果等による処方せん受付回数の増加や、処方せん単価の上昇により計画対比増収となったほか、健康生活サービスにおいて、主力であるレンタル売上やクリーニング設備製造事業の販売が好調に推移したことにより、前回発表の連結業績予想を上回る見込みです。　利益面につきましては、調剤サービス及び健康生活サービスにおける売上増加に伴う増益により、営業利益、経常利益ともに当初の予想を上回る見込みであります。また、関連会社１社の株式を追加取得し連結子会社化したことに伴い、特別利益（負ののれん発生益及び段階取得に係る差益）を計上したため、株主に帰属する当期純利益についても当初予想を上回り、これらの結果、平成30年３月期の連結業績は、当初予想の増収減益から増収増益となる見通しであります。（注）上記の業績予想等は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により、これら予想数値とは異なる可能性があります。

　　当社グループは、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと位置づけており、安定的かつ業績に対応した配当を行うことを基本方針としております。平成30年３月期における期末配当金は、今回の業績予想の修正を踏まえ、将来の事業展開に備えた内部留保及び業績見通し等を総合的に勘案した結果、従来予想より１株当たり３円増配し、16円50銭に修正させていただきます。　なお、期末配当につきましては、平成30年６月開催予定の第63回定時株主総会に付議する予定であります。