ＫＮＴＣＴが大幅高、投機資金流入加速で動意本番の様相

　ＫＮＴ－ＣＴホールディングス<9726.T>が一時４．８％高の１７３円まで上値を伸ばし、動意本番の様相を呈している。投機資金の流入が加速し、昨年の１１月と１２月につけた二点天井を突破した。株価だけでなく売買高も既に前場で２５７万株こなしており、これは昨年２月１７日に終日でこなした３９３万株以来の高水準。いすゞ自動車<7202.T>や参天製薬<4536.T>をはじめ、日本政策投資銀行が保有している銘柄の年初からの株価上昇が一部市場関係者の注目を集めているが、同社株も日本政策投資銀行が大株主となっており、低位の出遅れ感もあって３月期末に向け上値期待が膨らんでいる。同社の親会社である近畿日本鉄道<9041.T>が４月１日付で純粋持株会社に移行することも、玉関係の思惑を呼んでいるようだ。業績も消費増税の影響をこなし堅調に推移、インバウンド特需も見込まれるなか１５年１２月期営業利益は前期比１８．４％増の４０億円と２ケタ増益を見込む。

ＫＮＴＣＴの株価は１１時３０分現在１７０円（△５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）