乃村工芸社、非開示だった上期経常は69％減益、未定だった上期配当は無配継続

　乃村工藝社 <9716> が8月5日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年2月期第2四半期累計(3-8月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比69.4％減の20.5億円に落ち込む見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、事業環境の変化の予測が困難であることから業績予想を未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報から得られた判断にもとづき算定した数値を公表いたします。　2021年2月期の第2四半期（累計）連結業績予想につきましては、同感染症拡大の影響として、本年4月に緊急事態宣言が発出されて以降、商業施設や博物館・美術館などの臨時休業、各種イベント等の延期・中止など、多くのお客様の事業活動が停止いたしました。この結果、当社グループの受注活動が停滞するとともに、施工中案件の工事中断にともない完工が延期したことなどにより、売上高は前年同期の数値を下回る見通しとなりました。　また、利益面につきましても、売上高の減少に加え、リモートワークの増加にともなう通信費やシステム関連費の増加もあり、各段階の利益において前年同期の数値を下回る見通しです。　なお、2021年2月期の通期連結業績予想につきましては、現時点で同感染症拡大の影響は予断を許さない状況が続いていることから引き続き未定とさせていただきます。今後、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。

　　2021年2月期の第2四半期（累計）および通期連結業績の予想が困難であることから配当予想を未定としておりましたが、上記の業績予想にもとづき、第2 四半期末の配当予想を公表いたします。　なお、2021年2月期の通期連結業績予想は引き続き未定であることから、期末の配当予想も未定とさせていただきます。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報からの判断にもとづき作成したものであり、さまざまな不確定要素が内在しております。今後、当社グループを取り巻く市場の経済情勢などにより、実際の業績は上記の予想と異なる可能性があります。