鴨川グランド、前期経常を92％上方修正

　鴨川グランドホテル <9695> [ＪＱ] が5月9日大引け後(15:15)に業績修正を発表。18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5000万円→9600万円(前の期は1億1800万円)に92.0％上方修正し、減益率が57.6％減→18.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の8500万円の赤字→3900万円の赤字(前年同期は1900万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　上期については各事業所とも堅調に業績を伸ばしましたが、下期において、鴨川グランドホテルは台風による塩害で花のシーズンに響いたのに加え、厳冬や冬季オリンピック等の影響により伸び悩みました。一方、ホテル西長門リゾートはＪＲデスティネーションキャンペーン等により団体顧客も増え好調に推移、ビジネスホテルも引き続き高稼働を維持いたしました。その結果、営業収益は、前回予想額から53百万円増加の4,053百万円を見込んでおります。　　収益につきましては、人件費並びに重油の高騰等が影響いたしましたが他で圧縮に努めた結果、営業利益137百万円と前回予想より17百万円、経常利益96百万円と前回予想より46百万円の増加を見込んでおります。また、当期純利益は前回予想額より42百万円増加し72百万円を見込んでおります。　　　　注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。