＜動意株・８日＞（大引け）＝市光工、フルキャストＨＤ、アスカネットなど

　市光工業＜7244.T＞＝ストップ高。同社が手掛ける「オム二アイズ」は走行環境適応先進ヘッドランプシステムや、先進リアランプシステムに加え、複数のカメラを統合制御してドライバーに情報を伝え、自動車の安全システム分野で注目されており、これが物色人気の手掛かりとなったようだ。信用買い残も８月２９日申し込み現在で１５０万株弱と軽く、低位材料株ニーズの強い相場で短期資金のターゲットとなった。

　フルキャストホールディングス＜4848.T＞＝３日ぶり反発。８月２５日の６６０円を高値に調整局面に入っていたが、２５日移動平均線とのカイ離修正を埋め押し目買いが優勢となっている。外食業界などで人手不足の問題が深刻化している。同社は１４年１２月期の営業利益予想について前期比４倍の１３億６６００万円を下限に１４億６９００万円までの拡大余地を見込んでいる。信用取組はがっぷり四つで８月２９日申し込み現在で売り残が増加する一方、買い残は整理が進み信用倍率は１．４倍台まで改善している。

　アスカネット＜2438.T＞＝ストップ高。５日に１０月７日から１１日まで幕張メッセで開催される「ＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ２０１４」に出展、同社ブース内に空中ディスプレー技術「エアリアルイメージング」の専用展示スペースを設け、最新技術を公開すると発表した。エアリアルイメージング事業は開発がスタートして３年が経過、ＡＩプレートのサンプル導入先は１００社を超えた。同社が市場ニーズに対応する最新技術を展示するほか、専用展示スペースでは各企業や大学も提案を行う。

　ヨネックス＜7906.T＞＝ストップ高。テニスの全米オープンで錦織圭選手が６日、日本勢で初の決勝進出を決めた。これを受けた、“錦織効果”によるテニスブームへの思惑が膨らんでおり、テニス関連株として同社株に買いが集まっている。株価はこの日で７日続伸だが、連結ＰＢＲは０．８倍台と依然割安な水準にある。日本時間９日早朝から決勝が行われるが、優勝に向けた期待感もあり買いが膨らんでいる格好だ。

　シーイーシー＜9692.T＞＝一時ストップ高。同社は５日取引終了後、１５年１月期通期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は従来予想の４２０億円（前期比２．６％増）から変化はないが、営業利益は２１億５０００万円を２５億円（同２７．８％増）、最終利益は１１億５０００万円から１４億５０００万円（同２９．５％増）に増額した。利益面では付加価値の高い自社開発製品の販売や生産性向上への収益改善努力が寄与した。これを評価する買いを集めている。

　リミックスポイント＜3825.T＞＝一時ストップ高。同社は５日に、日本ロジテック協同組合（東京都中央区）と省電力事業で業務提携することを決めたと発表。これが材料視されているようだ。日本ロジテック協同組合は、１４年３月末時点で３２２の中小企業が組合員となる協同組合。同社は日本ロジテック協同組合の電力共同購買事業の組合員募集に協力するほか、組合員に対して省電力コンサルティングを実施。

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出所：株経通信（株式会社みんかぶ）