カナモト、今期経常を17％下方修正

　カナモト <9678> が9月4日大引け後(15:00)に決算を発表。20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の連結経常利益は前年同期比23.0％減の104億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の164億円→136億円(前期は182億円)に17.1％下方修正し、減益率が10.3％減→25.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常利益も従来予想の73.5億円→45.5億円(前年同期は67.6億円)に38.1％減額し、一転して32.7％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比31.7％減の14.1億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.7％→3.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループが関連する建設業界の2020年10月期の動向につきましては、公共投資は堅調に推移することが見込まれるものの、民間建設投資は工事の中止や延期等が顕在化していることから、本格的な建設機械のレンタル需要の回復にはやや時間がかかると予想されます。　また、将来を担う人財投資や災害復旧向けに追加した設備投資の増加に伴う減価償却費の負担増加の影響から、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益についても、当初計画を下回る見込みとなることから、通期の連結業績予想を修正することといたしました。