ＰＣＡ、今期経常を26％上方修正

　ピー・シー・エー <9629> [東証Ｐ] が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比47.2％減の13.7億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の11.3億円→14.2億円(前期は26.9億円)に26.0％上方修正し、減益率が58.0％減→47.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.6億円→5.5億円(前年同期は9.1億円)に2.1倍増額し、減益率が71.5％減→39.3％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比38.7％減の5億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の22.9％→14.6％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期通期連結業績予想の修正　連結業績予想につきましては、連結売上高については概ね当初事業計画の通りとなりましたが、当社の執行経費については、必要な追加投資を行ってきた一方で、効率的な費用支出に努めコスト削減を推進した結果、当初計画を下回ることになったため、営業利益及び経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については当初予想を上回る見通しとなりました。2023年3月期通期個別業績予想の修正　個別業績予想につきましては、連結業績予想の修正と同様の理由で修正しています。