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2026年度08月期 決算 (2026年10月15日 16:00時点)
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当期経営成績等の概況
経営成績
良い点
営業収益は57,736百万円、営業利益は3,954百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,562百万円で着地している。こころネット㈱の連結子会社化により、葬儀事業の拡大と全国エリアでのサービス提供が進んでいる。特別利益として負ののれん発生益2,810百万円を計上している。
悪い点
葬儀の小規模化・簡素化の流れと家族葬比率の上昇により、葬儀施行単価の下押し要因が残っている。営業費用の増加が大きく、営業利益は前期比で減少している。減損損失520百万円などの特別損失も計上している。
財政状態
良い点
総資産は73,750百万円、純資産は44,601百万円で増加している。自己資本比率は60.5%まで上昇しており、財務の健全性は維持されている。固定資産はこころネット㈱の連結子会社化に伴い増加しており、将来の出店・事業拡大に向けた投資が進んでいる。
悪い点
負債合計は29,148百万円で増加している。特に前払式特定取引前受金(冠婚葬祭互助会の役務提供履行前の預り金)8,596百万円の計上が増加要因となっている。
キャッシュ・フロー
良い点
営業活動によるキャッシュ・フローは4,462百万円のプラスで、税金等調整前当期純利益や減価償却費、のれん償却などが資金を押し上げている。投資活動の減少幅は前期より縮小しており、資金繰りの悪化は相対的に抑えられている。
悪い点
投資活動によるキャッシュ・フローは△5,130百万円で、有形固定資産の取得支出が大きい。財務活動によるキャッシュ・フローは△6,140百万円で、長期借入金の返済と配当金の支払いが資金流出となっている。現金及び現金同等物は期末で9,421百万円まで減少している。
今後の見通し・AI評価
業績予想見通し
良い点
2027年8月期は営業収益49,100百万円、営業利益3,430百万円、経常利益3,280百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,650百万円を予想している。
悪い点
利益面では親会社株主に帰属する当期純利益が1,650百万円とされており、当期に計上した負ののれん発生益のような一過性要因が剥落する前提が示唆されている。
中期計画見通し
良い点
中期経営計画(2025年度からの枠組み)に基づき、葬儀事業の拡大として全国主要都市への店舗網拡大を進め、2031年度にグループで550会館の出店を目指している。
悪い点
計画達成には、出店投資の実行と人材確保、ならびに葬儀市場の小規模化・競争激化への対応が前提となり、不確実性が伴う。
AI売買評価
良い点
買い目線では、全国展開を加速するこころネット㈱の通期寄与と、葬儀周辺領域(終活相談、返礼品、仏壇仏具、不動産仲介等)の拡充が成長ドライバーになり得る点を評価できる。累進配当方針に基づく配当継続姿勢も下支え材料になっている。
悪い点
売り目線では、葬儀の小規模化・簡素化による単価下落圧力が継続しやすい構造が残っている。加えて、当期は負ののれん発生益など一過性要因が利益を押し上げており、次期予想の利益水準が相対的に低い点は注意が必要。出店関連コストと人件費負担が利益を圧迫するリスクもある。
配当
配当方針
累進配当政策、原則として減配せず、配当維持または増配を継続する方針。成長投資のための内部留保確保と財務健全性を総合的に勘案している。自己株式取得は株価等を考慮し機動的に検討する方針。
当期配当
2026年8月期は中間配当28.5円、期末配当28.5円の合計57.0円(配当性向27.3%)。
次期配当
2027年8月期予想は年間41.0円(中間20.5円、期末20.5円、配当性向58.4%)。
財務諸表及び主な注記
財務諸表に関する注記事項
良い点
継続企業の前提に関する注記は該当事項なし。株式交換により資本剰余金が増加し、自己株式が減少している。表示方法の変更は、重要性が乏しくなった科目の組替えや、解体撤去費用の独立掲記などであり、事業の根幹を変えるものではない。
悪い点
株式交換に伴う連結範囲の変動が大きく、変則決算(17か月)であるため、単純な前年比較が難しい。減損損失520百万円を計上している。
継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
当連結会計年度における重要な子会社の異動
期中における連結範囲の重要な変更あり。新規9社(こころネット㈱、㈱たまのや、カンノ・トレーディング㈱、㈱With Wedding、㈱フルール、㈱ハートライン、㈱北関東互助センター、㈱喜月堂セレオ、カンノ・トレーディング・ベトナム有限会社)を連結。除外1社(㈱With Wedding)。㈱With Weddingは2026年8月1日を効力発生日として㈱たまのやを存続会社とする吸収合併を実施。
会計方針の変更
該当するコメントはありません。
株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
2026年2月1日付の株式交換により、資本剰余金が2,716百万円増加し、自己株式が1,458百万円減少している。
会計上の見積りの変更
該当するコメントはありません。
追加情報
従業員等に信託を通じて自社の株式を交付するインセンティブ・プラン(ESOP信託)を導入している。信託に残存する自社株式を自己株式として計上しており、前連結会計年度は帳簿価額142百万円・259千株、当連結会計年度は帳簿価額82百万円・150千株。
セグメント情報等
報告セグメントは「公益社グループ」「葬仙グループ」「タルイグループ」「きずなグループ」「こころネットグループ」「持株会社グループ」の6つ。こころネットグループを新たに追加。公益社グループは売上高273億81百万円、セグメント利益28億26百万円。きずなグループは売上高210億61百万円だが、固定費増とのれん償却10億71百万円によりセグメント損失86百万円。こころネットグループは売上高39億22百万円、セグメント利益2億65百万円。持株会社グループは売上高96億10百万円、セグメント利益29億37百万円。
1株当たり情報
1株当たり純資産は1,898.74円、1株当たり当期純利益は208.74円。潜在株式調整後1株当たり当期純利益は希薄化効果を有する潜在株式なしのため記載なし。
重要な後発事象
該当事項はありません。
企業結合等関係
簡易株式交換による企業結合。燦ホールディングス㈱がこころネット㈱を完全子会社化(効力発生日2026年2月1日、みなし取得日2026年3月31日)。取得原価4,175百万円、負ののれん発生益2,810百万円を計上。連結損益計算書への反映期間は2026年4月1日から2026年8月31日まで。
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