スペース、今期経常を6億円に上方修正、配当も14円増額

　スペース <9622> が11月6日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年12月期の連結経常損益を従来予想のトントン→6億円の黒字(前期は31.5億円の黒字)に上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の10.8億円の赤字→4.8億円の赤字(前年同期は13.7億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→30円(前期は54円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大の影響から顧客の事業活動が制限され、業績悪化に伴う出店改装計画の先送り・中止等により、依然として厳しい事業環境が続いております。　このような事業環境の下、売上高につきましては、営業努力を重ねたことにより、前回予想を上回る見込みとなっております。利益面につきましては、オンライン会議の活用や人員の再配置、一部計画の見直し等による費用の削減、また当社が保有する投資有価証券の一部を売却し投資有価証券売却益を計上したことなどから、前回予想を上回る見込みとなっております。　今後も動向を注視し、業績予想に変更がある場合には速やかに公表いたします。

　　2020 年12 月期の期末配当予想につきましては、前回発表時において無配としておりましたが、算定した通期業績予想に基づき、1 株当たり14 円に修正いたしました。これにより、年間配当は30 円の見込みとなっております。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる場合があります。