イーレックスに再評価余地、国内有力証券は目標株価３６００円に引き上げ

　イーレックス<9517.T>に再評価余地が指摘されている。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は２２日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を３２００円から３６００円に引き上げた。日本卸電力取引所（ＪＥＰＸ）価格高騰の影響が懸念されたが、第２四半期累計（４～９月）の経常利益は前年比４５％増、通期計画比進捗率は５８％に達し、電力小売り部門は収益安定性を高めていたことが明らかになった。今後は、非効率石炭火力発電所でのバイオマス燃料の混焼・専焼プロジェクトや燃料用ニューソルガムの販売、海外再エネ計画への参画などによる成長ステージへの移行を評価する局面を迎えると予想。株価は、特にバイオマス燃料などの中長期的な成長を織り込み上昇するとみている。

出所：MINKABU PRESS