中央経済ＨＤ、前期経常を2.6倍上方修正

　中央経済社ホールディングス <9476> [ＪＱ] が11月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の7000万円→1億8300万円(前の期は500万円)に2.6倍上方修正し、増益率が14倍→37倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2900万円の赤字→8400万円の黒字(前年同期は3000万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.8倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年9月期は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により社会・経済活動が大きく影響を受け、かつてない市場対応を求められることになりました。2021年9月期においてもこの状況に大きな変化がないことを前提に、実務書については企業社会で浸透しつつあった在宅勤務対応として郊外型書店へのアプローチやウェブ販売を強化したこと、及び大学教材については製作時期・数量、販売ルートを精査して適量送本の徹底を図ったことの結果として、返品率が大きく減少したことにより、売上高の増加率に比して各利益率が大幅に増加いたしました。