クロップス、前期経常を一転9％減益に下方修正

　クロップス <9428> [東証Ｓ] が5月11日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の28.5億円→24.3億円(前の期は26.7億円)に14.8％下方修正し、一転して9.0％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.6億円→11.4億円(前年同期は14億円)に27.0％減額し、一転して18.7％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の連結売上高は、移動体通信事業において、東京都にてａｕショップを運営する株式会社モバイルドリームの全株式を取得し子会社化したこと、店舗転貸借事業において管理物件数が順調に増加したこと等により、前回の公表数値を上回る見込みとなりました。　損益面においては、移動体通信事業において販売促進費等の販売費及び一般管理費が増加したこと、卸事業において円安や原材料費等の価格高騰を受けたことに加え、構造改革に向けた在庫処分を実施したこと等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回の公表数値を下回る見込みとなりました。　個別業績予想については、店舗増店及び端末販売価格の上昇等により売上高は前回の公表数値を上回る見込みとなったものの、販売促進費等の販売費及び一般管理費の増加を増収分で補うことができず、営業利益は前回の公表数値を下回る見込みとなりました。経常利益、当期純利益につきましては、子会社からの受取配当金を計上したことにより、前回の公表数値を上回る見込みとなりました。※ 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。