格安スマホ関連の穴銘柄

「格安スマホに」注目、参入相次ぎ市場拡大期待
2014/06/20 15:55 株式新聞速報

　格安スマホ関連に注目したい。イオンが４月４日に発売を開始した「イオンのスマートフォン」をきっかけに関心が高まっている。「イオンのスマートフォン」は、通信料と端末代金込みで月額２９８０円という携帯電話大手の半額程度の料金が話題となり、ゴールデンウイーク明け後には用意してあった８０００台を完売、経済番組や雑誌などでも取り上げられた。また、ビックカメラが４月１８日から月額２８３０円で販売した格安スマホも限定１０００台を完売した。関西電力系のケイ・オプティコム（大阪市）も６月３日から販売を開始するなど参入が相次ぐなかで、市場拡大に対する期待感が広がっている。ＭＶＮＯ企業（通信事業者の回線を借りてサービスを提供する事業者）、取り扱い企業、端末メーカーなど、関連銘柄への注目が高まりそうだ。

　ＭＶＮＯ企業では、ＴＯＫＡＩＨＤ、エキサイト、ＩＩＪ、ニフティ、フリービット、楽天、ワイヤレスＧ、日本通信など。取り扱い企業では、イオン、エディオン、ビックカメラなど、端末メーカーでは、京セラ、シャープなどがある。

［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社

◎最重点ポイント=アジア
四季報抜粋
⚫︎欧州や香港で端末を仕入れ
⚫︎東南アジアで販売
⚫︎新興国の拠点作りも視野
⚫︎過去の決算短信からすると、控えめ決算予想なので、上方修正狙いで買われていく。
⚫︎日本通信、IIJなどのMVNO SIMを併売。
⚫︎NTTの光回線とのセット販売開始で、売上利益率更に拡大。
⚫︎固定回線も関連

◼︎米国指数が、天井圏にあることから、大型株は、調整に入ると思われる。新興市場に資金が流れるだろう。
また、値嵩株かつ浮動株28.2% 3,205,776株のこの銘柄は、動きが軽いことから要監視。

◼︎決算発表後の利確と損切りの気配を見ると大きめの寄り売りを毎日確実に買われている。そろそろ25日移動平均線。75日移動平均線辺りも監視。

◼︎大きく下げただけに拾って行きたい。

◼︎MVNO関連は、既に人気化していた。ここは、あまり目立たなかった銘柄だけに、今後の株価上昇とともに人気化するだろう。

◼︎四季報 2014/06/13
9425 日本テレホン にほんてれほん ［ 情報・通信業 ］
【ＵＲＬ】http://www.n-tel.co.jp/
【決算】4月
【設立】1988.6
【上場】2005.4
【特色】東京、大阪で携帯端末の販売店を展開。中古携帯販売へシフト推進。固定回線の販売代理も
【単独事業】移動体通信関連92、固定通信関連2、他6
【黒字定着】光ファイバー堅調。主力の携帯販売は販売手数料減るが、高単価なスマホへの乗り換え軸に伸ばし、オプション獲得も進める。中古販売は在庫確保進み販売数着実増、海外の販売も上乗せ。黒字定着。
【重　点】中古端末はＷｅｂサイト販売に力。欧州や香港で端末を仕入れ、東南アジアで販売、新興国の拠点作りも視野。前期の第３四半期末時点で継続前提に重要事象。