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日本BS放送のニュース
*14:05JST BS11 Research Memo(5):「Value3」に基づきコンテンツ価値向上や周辺事業を強化(1)
■業績の動向
3. 2024年8月期第2四半期における主要トピックス
2024年8月期第1~第2四半期においては、日本BS放送<9414>の重点施策「Value3」に基づき「コンテンツ価値の最大化」や「放送周辺事業の強化と発展」に注力して事業展開した。
(1) コンテンツ価値の最大化
1) 自社制作番組
BS視聴者層向けにゆったり見られる紀行番組や、シニア世代向けの歴史番組など、視聴者とスポンサー企業のニーズに合った番組制作を手掛けている。放送時間帯別にターゲットとする視聴者層を特定し、そのニーズに応えられる番組編成を重視しているため、紀行番組や歴史番組は夜8~9時台の、視聴者がくつろいで視聴できる時間帯に放送しており、コアな視聴者層を獲得できている。
2) 大型スポーツコンテンツ
「第30回BFAアジア選手権 野球侍ジャパン 決勝 日本VSチャイニーズ・タイペイ」の放映を手掛けた。人気のスポーツコンテンツは話題性の高いコンテンツとして、スポンサー及び視聴率の獲得が期待できる。しかし、放映権は巨額となるため、放映権獲得に有利に作用するよう放送時間帯に融通を効かせるなど努めている。
3) 特別番組
新規視聴者の獲得や、視聴率の拡大に向けた起爆剤的な役割を担う番組のほか、新規広告主の獲得や休眠広告主の出稿獲得のため、次世代アーティスト発掘・育成ワークショップの番組等、斬新な切り口で番組を制作した。放送後は、アーカイブ等により配信コンテンツ拡充につなげている。
4) コラボレーション施策
京都関連の紀行番組を京都のローカル局を含む他局と共同で制作した。紀行番組は地上波局でも多く放映されているが、ローカル局と組むことで地元ならではの情報を取り扱い、低コストで質の高い番組の提供を実現し、他局番組との差別化に成功した。視聴者に対するマーケティングにより視聴者の反応を捉え、番組放送時間帯や番組内容に必要な改善を加えるなど、視聴者の満足度向上策も実施している。
(2) 放送周辺事業の強化と発展
1) アニメ関連施策
同社開局以来の強みを持つ分野であるアニメ番組については継続して注力しており、新番組を多く手掛けることで「アニメのBS11」という認知を拡大し、高いステータスを確立している。アニメソングやアニメ関連のエンタメをテーマにした番組も併せて放映しており、アニメファンの視聴者層への取り込みを図っている。また、全国各地で行われるアニメ関連イベントに出展し、全国一波というBS放送の強みを生かしながら、地方のアニメファン獲得も強化している。
2) コンテンツのマルチ展開
放送コンテンツを自社のプラットフォームである「BS11+」で配信するほか、外部プラットフォームであるYouTube、U-NEXT、TVer、FOD、VideoMarketでも配信することでデジタル分野での収益拡大を図るとともに、若年層との接点の強化を図っている。また、「BS11+」で配信するコンテンツを記事化してコンテンツの魅力を発信するサイト「BS11+トピックス」を開設した。同サイトからBS11+への訪問効果は開設当初から5倍以上の伸びを示しており、収益拡大を支えるツールとして期待されている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<HH>
3. 2024年8月期第2四半期における主要トピックス
2024年8月期第1~第2四半期においては、日本BS放送<9414>の重点施策「Value3」に基づき「コンテンツ価値の最大化」や「放送周辺事業の強化と発展」に注力して事業展開した。
(1) コンテンツ価値の最大化
1) 自社制作番組
BS視聴者層向けにゆったり見られる紀行番組や、シニア世代向けの歴史番組など、視聴者とスポンサー企業のニーズに合った番組制作を手掛けている。放送時間帯別にターゲットとする視聴者層を特定し、そのニーズに応えられる番組編成を重視しているため、紀行番組や歴史番組は夜8~9時台の、視聴者がくつろいで視聴できる時間帯に放送しており、コアな視聴者層を獲得できている。
2) 大型スポーツコンテンツ
「第30回BFAアジア選手権 野球侍ジャパン 決勝 日本VSチャイニーズ・タイペイ」の放映を手掛けた。人気のスポーツコンテンツは話題性の高いコンテンツとして、スポンサー及び視聴率の獲得が期待できる。しかし、放映権は巨額となるため、放映権獲得に有利に作用するよう放送時間帯に融通を効かせるなど努めている。
3) 特別番組
新規視聴者の獲得や、視聴率の拡大に向けた起爆剤的な役割を担う番組のほか、新規広告主の獲得や休眠広告主の出稿獲得のため、次世代アーティスト発掘・育成ワークショップの番組等、斬新な切り口で番組を制作した。放送後は、アーカイブ等により配信コンテンツ拡充につなげている。
4) コラボレーション施策
京都関連の紀行番組を京都のローカル局を含む他局と共同で制作した。紀行番組は地上波局でも多く放映されているが、ローカル局と組むことで地元ならではの情報を取り扱い、低コストで質の高い番組の提供を実現し、他局番組との差別化に成功した。視聴者に対するマーケティングにより視聴者の反応を捉え、番組放送時間帯や番組内容に必要な改善を加えるなど、視聴者の満足度向上策も実施している。
(2) 放送周辺事業の強化と発展
1) アニメ関連施策
同社開局以来の強みを持つ分野であるアニメ番組については継続して注力しており、新番組を多く手掛けることで「アニメのBS11」という認知を拡大し、高いステータスを確立している。アニメソングやアニメ関連のエンタメをテーマにした番組も併せて放映しており、アニメファンの視聴者層への取り込みを図っている。また、全国各地で行われるアニメ関連イベントに出展し、全国一波というBS放送の強みを生かしながら、地方のアニメファン獲得も強化している。
2) コンテンツのマルチ展開
放送コンテンツを自社のプラットフォームである「BS11+」で配信するほか、外部プラットフォームであるYouTube、U-NEXT、TVer、FOD、VideoMarketでも配信することでデジタル分野での収益拡大を図るとともに、若年層との接点の強化を図っている。また、「BS11+」で配信するコンテンツを記事化してコンテンツの魅力を発信するサイト「BS11+トピックス」を開設した。同サイトからBS11+への訪問効果は開設当初から5倍以上の伸びを示しており、収益拡大を支えるツールとして期待されている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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