リンコー、今期経常を23％上方修正、配当も10円増額

　リンコーコーポレーション <9355> [東証Ｓ] が3月24日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3億7000万円(前期は3億7600万円)に23.3％上方修正し、減益率が20.2％減→1.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9000万円→1億6000万円(前年同期は2億1400万円)に77.8％増額し、減益率が57.9％減→25.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の当社企業グループの業績は、主力である運輸部門は堅調に推移しており、また、ホテル事業部門は新型コロナウイルスの影響は残るものの、回復基調で推移しております。　売上高及び営業利益につきましては概ね前回予想並みとなりますが、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、雇用調整助成金の特例措置の延長により助成金収入が増加する見込みであること、法人税等の税金費用が前回予想よりも減少する見通しであることなどにより、それぞれ前回予想を上回る見込みであります。　この結果、2022年11月８日に公表しました通期連結業績予想を上方修正いたします。（注）　上記予想は、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は　　　様々な要因により大きく異なる可能性がございます。

　　当社は、業績に裏付けられた成果の配分を行うとともに、企業継続の持続性確保のため内部留保と安定配当を継続することを基本方針とし、それが株主の利益に資するものと認識しております。　上記のとおり通期業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことから、期末配当予想を10円増配し、１株当たり30円に修正いたします。（注）　上記予想は、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は　　　様々な要因により大きく異なる可能性がございます。