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コーチ・エィ、売上増により上期の営業利益は前年比+43.5% マーケティング活動の強化、継続的な採用活動を推進
Executive Summary
鈴木義幸氏:コーチ・エィ代表取締役社長執行役員の鈴木です。本日はお忙しい中、弊社の2024年12月期上期の決算発表をお聞きいただきありがとうございます。
スライドは、エグゼクティブサマリーを示しています。
2024年12月期上期_連結損益計算書
2024年12月期上期の連結損益計算書です。連結の売上高は、前年同期比8.6パーセント増加の約17億8,300万円となっています。
営業利益は、前年同期比43.5パーセント増加の約4,100万円、親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期比36.5パーセント増加の約5,800万円となりました。
受注高は、前年同期比0.9パーセント増加の約20億300万円となっています。
受注高と売上高
受注高と売上高についてご説明します。第2四半期の受注高は約11億9,500万円と、前年同期比でマイナスとなったものの、上期は前年同期比プラスの約20億300万円で、概ね計画どおりとなりました。下期の受注高は前年同期を上回る見込みで、通期の受注高の計画の41億7,000万円に変更はありません。
2024年上期の売上高は約17億8,300万円で、前年同期比で8.6パーセントのプラスとなっています。これは2023年に受注した案件のコーチングセッションが順調に進捗したことに加えて、2024年上期の受注高が、前年同期比でプラスだったことが要因です。
2024年12月期通期の売上高は、期初計画の39億6,000万円から変更はありません。
営業利益の変動要因分析
営業利益の変動要因分析についてご説明します。
営業費用の増加要因は、主に事業成長に向けたコーチ人員の増加による人件費の増加や、AIコーチングなどを含めたIT投資によるものです。また、コーチングセッションの増加に備え、本社オフィスを増床し、備品購入などの一時的な費用が第1四半期に発生しています。
2024年12月期_四半期毎の営業利益について
2024年12月期の四半期ごとの営業利益についてご説明します。2024年も2023年と同様に、受注高は第2四半期以降に偏重する見通しです。その結果、下期にかけて売上高が増加する見込みです。
2024年の下期は、売上高の増加が営業費用の増加を上回り、営業利益も下期に偏重して上昇する見込みです。
2024年12月期_連結業績計画 (2024年2月発表)
期初に発表した2024年12月期の業績計画に変更はありません。業績計画の達成に向けて、事業テーマに沿った施策を推進していきます。
また、下期以降の営業活動を強化するために、7月に組織変更を実施しました。これは、営業サポート機能を強化し、受注高、売上高を高めることを目的として行いました。
2024年12月期_事業テーマ
2024年12月期の事業テーマと進捗状況についてご報告します。スライド右側に記載のとおり、大きなテーマとして本年度を、「中長期の成長に向けた飛躍の第一歩」の年と位置付けています。
具体的な事業テーマとして、「マーケティング活動の強化による顧客基盤の拡大」「AIコーチングの導入によるシステミック・コーチングの拡大」「コーチ人材の採用とコーチ品質の向上」「海外ビジネスの拡大」の4つを掲げています。
事業テーマ:マーケティング活動の強化による顧客基盤の拡大
「マーケティング活動の強化による顧客基盤の拡大」については、クライアント数を増加させ、LTV(ライフタイムバリュー)を向上させる、すなわちクライアント企業あたりの受注・売上高を継続的に増やすためのマーケティング活動を展開しています。
我々はマーケティング領域において、スライド中段に記載の3つの強み、「26年間にわたり培ってきた大企業とのネットワーク」「組織変革に関する高い専門性」「経験豊富なエグゼクティブコーチ陣」を有していると考えています。これらの強みが、イベントやウェビナーでの高い集客力を実現します。
このような強みをベースに、フォーラムやウェビナー等を通して最新の組織変革のテーマを発信していきたいと思っています。
また、主にエグゼクティブに特化したイベント開催によって、大企業のエグゼクティブ層との絆を深め、組織変革に対する関心をさらに高める施策を実施してきました。
事業テーマ:マーケティング活動の強化による顧客基盤の拡大
具体的な取り組みとして①から④まで記載しています。①では、当社のさらなる認知拡大を図るため、公式「YouTube」チャンネルを立ち上げ、発信しています。メディア掲載にも今まで以上に力を入れ、ビジネス雑誌を中心に多くのメディアで発信してきました。
②では、①の認知拡大をベースに、ウェビナーやフォーラム、またエグゼクティブ向けイベントなどを多数開催し、そこで関係を構築した方々や企業に対して、営業提案を実施しています。
イベントへの圧倒的な集客力
具体的な数値を挙げると、2024年上期の獲得リード(参加申込者数)は、前年同期比18.4パーセント増加の4,480人となりました。
ウェビナー1回あたりの参加者数は約350人となっています。業界あるいは我々の企業規模を考えると非常に高い数値であると、マーケティング専門会社から評価を得ています。
参加者の属性は、37パーセントが取締役・役員、人事・経営企画・事業企画担当者で、まさに我々がリーチしたいと思っている方々が参加くださっています。
当社公式YouTube 開設2か月で立ち上がり好調
2024年5月7日より公式「YouTube」チャンネルを開設し、開設2ヶ月でチャンネル登録者数は約1,400人、合計再生回数は約1万6,000回となりました。現時点ではさらに登録者数も増え、再生回数も伸びています。
当社の「YouTube」チャンネルでは、我々がどのような事業を行っているのか、我々のコーチングとはいったい何なのかということを、非常にわかりやすくお伝えしています。「YouTube」の動画をご視聴いただいた方にフォーラムやウェビナーなどに参加いただくことで、商談・営業の機会が増え、受注も高まってきていると考えています。
事業テーマ:AIコーチングの導入によるシステミック・コーチングの拡大
「AIコーチングの導入によるシステミック・コーチングの拡大」についてです。我々は過去約25年間を通して、大企業を中心に、人によるコーチングを数多く提供してきました。
ただし、我々が人によるコーチングを提供してきた主な対象は、経営者や役員、管理職の方々が中心でした。さらに多くの方々にコーチングの価値を提供するため、AIコーチングをスタートしています。AIコーチングを提供することによって、組織全体の変革スピードを加速することができると思っています。
また、AIコーチングによって、組織のリアルな課題をレポートで可視化することもできます。それをもとに、人によるコーチングをご提案するというサイクルが、効果的に回っていくと考えています。
事業テーマ:AIコーチングの導入によるシステミック・コーチングの拡大
現在のAIコーチングの状況についてです。昨年8月にAIコーチングを開発しているフィンランドのPandatron社と提携し、昨年11月に販売を開始しました。また、昨年11月に、日本経済新聞社のフラッグシップイベントである「日経フォーラム 第25回世界経営者会議」に登壇し、AIコーチングについてお話しする機会をいただき、多くの方から関心を寄せていただきました。上期はいくつかの大企業が導入し、すでに成果も出ています。
上期はAIコーチングの導入開始の時期であり、また、さらに多くの企業に提供していくための土台をしっかり整備する、準備の時期でもあったと位置づけています。下期以降は本格的な導入がさらに進み、AIコーチングの拡大が見込まれると考えています。
スライド上部に記載のとおり、2024年12月期の受注高は1億円規模を目指しています。今後は、AIコーチングを事業の大きな柱として育てていきたいと思っています。今年度はその基盤をしっかりと作り、来年以降のさらなる拡大を目指します。
事業テーマ:コーチ人材の採用とコーチ品質の向上
「コーチ人材の採用とコーチ品質の向上」についてです。コーチ数は、本年度の目標採用人数24名に対し、2024年6月末時点の入社済みおよび入社予定者数は12名で、進捗率は50パーセントです。下期以降の業績貢献に向けて、育成を推進しているところです。
また、コーチの品質向上に向けた育成活動も強化しています。専門チームを立ち上げ、コーチの育成、プロジェクトマネジメント力の向上などに向けた活動を推進しています。
以上、2024年12月期上期の決算報告でした。
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