決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … 東海ソフト、日エンター、岡野バ (4月5日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の4月4日から5日の決算発表を経て8日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　岡野バ <6492>
　24年11月期第1四半期(23年12月-24年2月)の連結経常損益は3億2500万円の黒字(前年同期は8800万円の赤字)に浮上し、12-5月期(上期)計画の1億2700万円に対する進捗率が255.9％とすでに上回った。

★No.2　日エンター <4829>
　24年5月期の連結経常利益を従来予想の2億2000万円→2億9000万円(前期は1億9000万円)に31.8％上方修正し、増益率が15.8％増→52.6％増に拡大する見通しとなった。

★No.3　暁飯島工業 <1997>
　24年8月期第2四半期累計(23年9月-24年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.1倍の3.6億円に急拡大し、通期計画の6.5億円に対する進捗率は56.6％に達し、5年平均の43.6％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<6492> 岡野バ 　　　　東Ｓ 　 +17.89 　　4/ 5　　　1Q　　　　黒転
<4829> 日エンター 　　東Ｓ　　 +8.40 　　4/ 5　　　3Q　　　 60.31
<1997> 暁飯島工業 　　東Ｓ　　 +7.60 　　4/ 5　　上期　　　209.24
<4430> 東海ソフト 　　東Ｓ　　 +4.39 　　4/ 5　　　3Q　　　 17.33
<9313> 丸八倉 　　　　東Ｓ　　 +1.88 　　4/ 5　　　1Q　　　 53.40

<3353> メディ一光Ｇ 　東Ｓ　　 +1.72 　　4/ 5　本決算　　　　2.80
<5900> ダイケン 　　　東Ｓ　　 +1.66 　　4/ 5　本決算　　　 23.71
<3396> フェリシモ 　　東Ｓ　　 +1.40 　　4/ 5　本決算　　　　黒転

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした8日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース