ケイヒン、今期経常を25％上方修正

　ケイヒン <9312> が11月5日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比42.4％増の17.1億円に拡大し、従来の7.1％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→25億円(前期は25.1億円)に25.0％上方修正し、減益率が20.5％減→0.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比40.2％減の7.8億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比55.1％増の7.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.3％→5.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　差異発生の理由　当第２四半期累計期間の連結業績および個別業績につきましては、国内物流事業は概ね当初の予想どおり推移いたしましたが、国際物流事業におきまして、経済活動の一部再開により貨物取扱いが予想を上回るとともに、船腹スペース・空コンテナ不足の長期化に伴う運賃上昇もあり、売上高が当初予想を上回り、その結果、利益につきましても当初予想を上回りました。通期業績予想修正の理由　通期の連結業績および個別業績につきましては、当第２四半期累計期間の業績が当初予想を上回ったことに加え、下半期においてもワクチン接種率の上昇に伴う経済活動の回復により荷動きが今後も堅調に推移することが見込まれることから、上記のとおり修正いたします。 （注） 上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づき作成されたものであり、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。