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<動意株・13日>(大引け)=リミックス、アサカ理研、FFJなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/08/13 15:05
<動意株・13日>(大引け)=リミックス、アサカ理研、FFJなど  リミックスポイント<3825.T>=後場急伸。きょう正午ごろ22年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、売上高は43億円(前年同期比97.4%増)、営業利益は4億100万円(前年同期3億2500万円の赤字)で着地した。四半期ベースの営業利益としては約3年ぶりの高水準で、これを好感した買いが入っているようだ。電力小売り事業をはじめ、仮想通貨(暗号資産)取引所の運営などを行う金融関連事業が収益に貢献した。電力小売り事業では低圧需要家の開拓が順調で、高圧需要家の総契約容量も引き続き安定的に推移した。金融関連事業は、仮想通貨取引所の顧客取り引きが好調だったほか、口座数も順調に増加し大きく収益を伸ばした。

 アサカ理研<5724.T>=大幅高で3日続伸。電子部品からの貴金属回収事業を手掛けるが貴金属市況の上昇を背景に足もとの業績は好調に推移している。きょう21年9月期第3四半期(20年10月~21年6月)決算発表を控えている。第2四半期時点で営業利益は前年同期比3.7倍の1億7200万円と大幅な伸びで対通期進捗率は68%に達していた。通期営業利益は5月に上方修正し、前期比2.9倍の2億5000万円を見込んでいるが、今回は一段の増額も含めた好決算期待から買いを呼び込んでいる。また同社は今月10日に、使用済みリチウムイオン電池からレアメタルを効率よく回収する技術開発を目的に東邦亜鉛<5707.T>と共同研究する契約を締結したことを発表しており、これも株価の刺激材料となっている。

 Fast Fitness Japan<7092.T>=急反発。同社は12日取引終了後に、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。同社は昨年12月16日に東証マザーズに新規上場したため前年同期との単純比較はできないが、経常利益は7億9100万円と通期計画25億円に対する進捗率が31.6%に達していることが好感されているようだ。売上高は31億1100万円で着地。着実に出店を推進したことで、エニタイムフィットネスの会員数が21年3月末に比べ5.2%増の59万5000人となったことが好業績につながった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

 児玉化学工業<4222.T>=一時ストップ高。12日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円から8億7000万円(前期比2.5倍)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが向かっている。第1四半期に主力の自動車部品がSUV車を中心に販売が大きく伸びるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響からの回復基調が継続していることが上振れの背景。同時に発表した第1四半期(4~6月)の同損益は2億7200万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)だった。

 石原産業<4028.T>=大幅高で年初来高値更新。12日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)の連結経常損益を従来予想の8億円の赤字から31億円の黒字(前年同期は2200万円の黒字)へ上方修正すると発表しており、これが好材料視されている。無機化学事業で酸化チタンの国内外市況の改善が想定より進み、機能性材料も導電性材料や電子部品材料を中心に販売が好調なことに加え、有機化学事業では主力農薬が欧州を中心に海外販売が堅調に推移していることが要因。また、円安進行による採算改善も利益を押し上げる。なお、通期の同利益は従来予想の47億円(前期は59億4400万円)を据え置いた。

 乾汽船<9308.T>=上げ足が止まらず。8月に入ってから株価水準を一気に切り上げ、前日は300円を超える上昇で約14年ぶりの高値圏に浮上したが、きょうはカイ気配スタートで一段と上値を目指す展開となっている。コンテナ船市況やばら積み船市況など海運セクターの収益環境が劇的に好転しており、同社もその恩恵を享受している。前日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の40億4900万円から89億3700万円(前期は12億3300万円の赤字)に大幅増額し、14期ぶりの過去最高利益更新となる見込み。また、年間配当も従来計画の51円から132円(前期実績は6円)に大幅増額しており、これがサプライズとなり株価を押し上げている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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